ギリシャ

『天空の修道院メテオラ』アテネ発日帰り旅行(前編)

ギリシャのメテオラのルサヌー修道院

今回からはギリシャ北西部のテッサリア地方にある世界遺産『メテオラ』への日帰り旅行の記録をお伝えします!

「天空の修道院」とも表現されるその姿は、これまで見た世界遺産の中でもインパクト抜群でした。

メテオラへはアテネから電車で約5時間と少し遠いですが、絶対に行く価値はあると思います。

アテネからメテオラへの行き方

メテオラはギリシャ北部のテッサリア地方にある巨大な岩の上に建てられた修道院群の総称で、その名はギリシャ語で「中空の」を表す「メテオロス」に由来しています。

アテネからメテオラへ行くには、アテネのラリッサ駅から、メテオラの最寄駅カランバカ駅行きの電車に乗ります。

+15ユーロでボックス個室(6人で1部屋)の1等車へアップグレードしました。長旅になるので、1等車にしても損はないと思います。

 

アテネを出発した後、車窓の外にはしばらくのどかな風景が続きます。頭の中では自然と「世界の車窓から」のテーマが流れます。

海外での電車移動、結構好きなんですよね。イギリスに留学していた頃にヨーロッパを鉄道旅行で廻った時のことを思い出します。

 

電車は山あいの線路を走ることもあり、眺めが綺麗でした(写真の右の崖に十字架が立っているのが分かりますか?)。

電車には食堂車もあり、サンドイッチやコーヒー、お菓子などを売っています。

コーヒーといえば、ギリシャには普通のコーヒーとグリークコーヒー (ギリシャコーヒー) という2種類があります。

グリークコーヒーはコーヒーの粉も一緒にカップへ注ぎ、その粉がコップの底に沈むのを待って、上澄み部分を飲みます。

それでも粉っぽさが残ります。また、普通のコーヒーに比べて濃くて苦味が強いです。思い出話のネタに1度飲んでみてもいいと思いますが、僕は1度で十分でした(笑)

 

アテネから約5時間、ようやくカランバカに到着しました。駅を出るとすぐに大きな岩山が見えます。岩の上には何やら建物らしきものも見えますね。

カランバカの駅からメテオラの修道院群へは結構距離があり、それぞれの修道院の間も少し離れているので、タクシーをチャーターすると便利です。

僕は<「VELTRA」のホームページ>でオプショナルツアーに申し込みました。

往復の電車とタクシーのチャーターがセットになったツアーだったので、駅の前でタクシーの運転手さんが待ってくれていました。

ツアーと言ってもライベートツアーなので、他のお客さんと一緒になることはありません。自分のペースで行動できますよ!

 

坂の途中から見える「アギオス・ニコラオス修道院」

タクシーはカランバカの街からメテオラへ向かって、坂を登っていきます。先ほど見えた岩が少しずつ迫ってきて、その大きさをより実感できます。

 

メテオラのアギオス・ニコラオス修道院

と、坂の途中で運転手さんがストップ。そこは、「アギオス・ニコラオス修道院」という修道院がよく見えるスポットでした。

険しくそびえる奇石に沿って建つ修道院の姿がよく見えます。メテオラに修道院群が成立したのは14世紀と言われています。一体どうやってあんな所に修道院を建てたのでしょうか。

 

ひとつめの修道院「ルサヌー修道院」

さらに坂道を走った後、最初の修道院、「ルサヌー修道院」に到着しました。タクシーを降りた後、ルサヌー修道院へは道路脇にある階段を登っていきます。

ルサヌー修道院に限らず、ほとんどの修道院へ行くには階段を上り下りする必要があります。

僕が行った6月は少し汗ばむ程度でしたが、おそらく真夏は相当暑くなるので、避けた方が良いかもしれません。

 

こんな所にもやっぱり猫がいました。木陰で気持ちよさそうにしています。ギリシャに来てから本当にたくさんの猫に出会います。

 

階段を上ると、展望台のような開けた場所に出ます。ここから別の巨石の上に修道院が見えます。

こうして見ると、岩と岩の模様が繋がっており、元々1つの大きな岩だったものが風化して現在のような状態になったことが分かりますね。

 

メテオラのアギオス・ニコラオス修道院

先ほど見たアギオス・ニコラオス修道院も少し上から見下ろすことができます。あらためてすごい場所に建っているなと驚きます。

 

メテオラのルサヌー修道院

展望台からルサヌー修道院まで橋でつながっており、そこから修道院の中に入るようになっています。

橋の上から見える修道院の庭には色とりどりの花が植えられ、暖かい日差しで鮮やかさを増していました。

ルサヌー修道院は女性の修道士さんの修道院、尼僧院となっており、こういったセンスの良さは尼僧院ならではかもしれません。

修道院の入場料は3ユーロ。これはどの修道院も同じでした。

修道院は神聖な場所なので、ノースリーブやミニスカートなど、露出の高い服装で立ち入ることは禁止されています

女性は基本的にロングスカートの着用が必要になりますが、各修道院の入り口で貸し出しもしています。

 

ギリシャのメテオラ

修道院の中は薄暗く、静かな雰囲気です。ルサヌー修道院は16世紀に作られた修道院で、修道院の中にある教会の壁には、その頃に描かれたフレスコ画が残されています。

修道院の中は撮影禁止の為、ご紹介できないのが残念です。

バルコニーからの景色のみ撮影可能でした。修道院のバルコニーからは周囲の巨石群と麓にあるカランバカの街を一望できました。

オレンジで統一された建物の屋根が緑の木々の間に浮かび上がっています。

こうして見るとタクシーで随分高くまで登ってきたことが分かりますね。

 

見晴らしの良い中庭がある「ヴァルラーム修道院」

ルサヌー修道院を後にし、次に向かったのは「ヴァルラーム修道院」。ヴァルラーム修道院はメテオラの修道院群の中で2番目に大きい修道院です。

14世紀中頃にヴァルラームという隠者によって巨大な岩の上に教会が作られたのが始まりでした。

16世紀になって2人の兄弟僧がその跡地に建てた修道院が現在のヴァルラーム修道院です。

こちらもかなり高い岩の上に建っており、駐車場から徒歩で登っていきます。

 

途中の道沿いにはスパッと切れたような巨大な岩が。その横を歩いて修道院へ向かいます。

道を歩いている人の大きさと比べるとその大きさがよく分かります。地震が起きたら滑り落ちたりしないのでしょうか…。

 

メテオラのヴァルラーム修道院

こちらの修道院も内部は撮影禁止ですが、1つめのルサヌー修道院よりも大きい修道院でした。庭も広々としています。

 

庭に続く階段には十字架のついたオシャレなアーチがあったり、その先にはレンガ屋根の付いたベンチがあったり、修道院と言うより中世の豪邸の庭のような上品さがあります。

 

ヴァルラーム修道院はメテオラの修道院群の中でも高い場所にある修道院で見晴らしが良いです。

高所恐怖症でない人は庭の端から周囲の山々や巨石の下の景色を眺めてみてください。

 

初めに訪れたルサヌー修道院も見えます。先ほどはよく分かりませんでしたが、こんな場所にあったんですね。足元の岩と一体化しているような姿です。

岩と岩の間をつなぐ橋の姿も見えますね。先ほどルサヌー修道院の前から岩の上に見えていたのは、このヴァルラーム修道院でした。

 

外から見たヴァルラーム修道院の建物はこんな感じです。オレンジがかった石造りの建物は近くで見ると石が模様のようになっていて綺麗です。

中世の物語に出てくるような美しい建物ですが、何しろ立地が普通ではありません。

 

シンプルな作りに見えて、特に窓のあたりは結構造り込まれたパターンになっています。花も鮮やかで綺麗ですね。

ヴァルラーム修道院にはメテオラの歴史などが分かる展示もあり、見所が多かったです。

 

アテネからメテオラを訪れるツアーは<VELTRAのホームページ>で検索できます♪

 

次回はメテオラ日帰り旅行の後編です!

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