フランス

パリが舞台の映画6本。観ればきっとパリに行きたくなる!

今回は、これまで旅行記を書いてきたパリを舞台にした映画を6本ご紹介します。

いずれもパリの美しい街並みを味わうことのできるオススメの作品です。これを見ればあなたもきっとパリに行きたくなるでしょう!

ミッドナイト・イン・パリ

(Midnight in Paris, 2011, Mediapro)

まず最初にご紹介するのは、2012年に公開されたウディ・アレン監督の作品『ミッドナイト・イン・パリ』(Midnight in Paris)。

タイトルからしてなんだかそそられませんか?パリの美しい景色を堪能したいなら、一番にオススメしたいのがこの映画です。

まず、冒頭の約5分間に流れるパリの美しい風景の数々に心を持っていかれました。

その後もストーリーは終始パリやその近郊の美しい景色をバックに進み、約1時間半の間フランスを訪れたような気分になります。

 

ストーリー

映画脚本家で初の小説の執筆に苦戦するギルは、婚約者のイネスと彼女の両親とパリを訪れます。

ある日の夜、食事の後にギルはイネスたちと離れ1人でパリの街を歩いていると、1台のアンティークカーがギルの前に止まり、ギルを誘います。

アンティークカーを降りたギルが連れてこられたパーティーには、アメリカの小説家スコット・フィッツジェラルドとその妻ゼルダ、アメリカの作曲家コール・ポーターなどがおり、パーティーがフランスの芸術家ジャン・コクトーが開いたものだと知ります。

そう、そこはギルが愛する1920年代のパリだったのです。

 

(Midnight in Paris, 2011, Mediapro)

その後もギルは夜中になると遭遇するアンティークカーに乗って現代のパリと1920代のパリを行き来し、アーネスト・ヘミングウェイダリなどと出会います。そしてピカソの愛人のアドリアナに一目惚れします。

婚約者のイネスとアドリアナの間で揺れるギルは、1920年代の著名人たちからの助言を受け、自分の気持ちを整理していきます。そんな中、ギルをさらなる芸術の世界へと誘う迎えが現れます。

 

キャスト

(Midnight in Paris, 2011, Mediapro)

主演は「ナイト・ミュージアム」のオーウェン・ウィルソン。すごく男前、という感じではありませんが、優しそうな雰囲気がすごく好感の持てる俳優さんです。

ギルの婚約者イネスを演じるのは日本でもヒットした「きみに読む物語」のレイチェル・マクアダムス。とても綺麗でキュートさもあり、好きな女優さんの一人です。

彼女が出演している「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」という映画がとても好きでした。

ギルが一目惚れするピカソの愛人アドリアナを「エディット・ピアフ」のマリオン・コティヤール、ダリを「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ。

その他、「アベンジャーズ」シリーズのトム・ヒドルストンや、「007 スペクター」でボンドガールを演じたレア・セドゥ、「ミザリー」でアカデミー賞の主演女優賞を受賞したキャシー・ベイツなどが出演しています。

 

おすすめ度

★★★★★★★☆☆☆ 7/10

何よりパリを舞台にした映像が美しい。まるでパリのプロモーションビデオのようでした。

ヴェルサイユ宮殿やモネの庭園、エッフェル塔やアレクサンドル3世橋など、次々にパリやその近郊の名所が登場します。

パリを訪れたことのある人は「ここ行った〜!」という場所が出てきて興奮が止まらないかもしれません。

 

(Midnight in Paris, 2011, Mediapro)

しかも現代のパリと1920年代のパリを1つの映画で味わえるとってもお得な作品です。当時の文化人たちがこうしてパリで交流していたのかも…と思うとなんだか感慨深いです。

 

(Midnight in Paris, 2011, Mediapro)

第84回アカデミーショーで脚本賞を受賞したストーリーも面白く、あっという間の1時間半でした。婚約者イネスと1920年代で出会ったアドリアナの間で揺れるギルの行方にも注目です!

 

 

アメリ

(Amélie, 2001, UGC)

次に紹介するのは、日本でも大ヒットしたフランス映画『アメリ』(Amélie)です。パリのモンマルトルを舞台に、人々の日常の中の幸せを描いたドラマ映画です。

フランス語の原題は「Le Fabuleux Destin d’Amélie Poulin」(アメリ・プーランの素晴らしい運命)。

 

ストーリー

(Amélie, 2001, UGC)

複雑な家庭環境で育ち、人とのコミュニケーションが苦手なアメリは、モンマルトルにあるカフェで働き始めます。個性的な店員やお客さんに囲まれ、得意の一人遊びをしながら日常を送っていました。

ある日、アメリは自宅のアパートのバスルームで子供の宝物が入った箱を見つけます。アメリは前の住人を探し出し、宝物を持ち主の手に返します。

この経験を通じて人を喜ばせることに幸せを感じたアメリは、盲目の男性に日常を風景を伝えながら街を歩いたり、素直になれない男女を結びつけたり、父親の人形を世界旅行に連れ出して旅の素晴らしさを思い出させたり、と人々を幸せな気分にしていきます。

アメリは、証明写真を収集するのが趣味のニノに興味を持ちますが、どう声を掛けて良いのか分かりません。ある日、ニノが落としたアルバムを拾ったアメリでしたが、直接会わずに宝探しのような方法でニノにアルバムを返します。

多くの人を幸せにするアメリですが、自分自身がどうやって人との距離を縮めて良いか分かりません。そんな中、ニノはアルバムに残っていたヒントを頼りにアメリを探し始めます。

 

キャスト

(Amélie, 2001, UGC)

主演は「ダヴィンチ・コード」や「ロング・エンゲージメント」のオドレイ・トトゥ。この作品で世界中で有名になりました。人との関わりに不器用なアメリを、とってもキュートに演じています。

実は当初、ジャン=ピエール・ジュネ監督は、オドレイ・トトゥではなく、イギリスの女優エミリー・ワトソンをアメリに考えて脚本を書いたそうです。

しかし、家庭の事情などからエミリー・ワトソンがアメリを断り、オドレイ・トトゥに役が回ってきたそうです。結果として映画は大ヒットし、オドレイ・トトゥ自身も一躍有名になりました。

 

おすすめ度

★★★★★★☆☆☆☆ 6/10

見終わった後に爽やかな気分になれる素敵な映画だと思います。

とびきり美人でクールなヒロインではなく、人とのコミュニケーションが苦手なアメリが、人々を幸せにする一方で、自分の幸せを見つけるストーリーは多くの女性の共感を得ています。

 

(Amélie, 2001, UGC)

アメリが働くカフェ「カフェ・デ・ドゥ・ムーラン (Café des 2 Moulins)」は実際にパリのモンマルトルにあり、今では観光客が集まる有名スポットになっています。

他にもモンマルトルの丘にあるサクレ・クール寺院やノートルダム大聖堂、アベス駅などが登場します。

 

 

アンジェラ

(Angel-A, 2005, Europa Corp.)

3本目は、「レオン」や「フィフス・エレメント」のリュック・ベッソン監督の『アンジェラ』(Angel-A)。2005年に公開されたフランス映画です。

 

ストーリー

(Angel-A, 2005, Europa Corp.)

借金を背負いギャングに追われるアンドレ。お金を返すあてもなく、橋から身を投げて自殺しようとします。

その時、アンドレの隣で金髪で長身の美女が橋から身を投げてしまいます。アンドレはとっさに川に飛び込み彼女を助けます。

アンドレに助けられた美女アンジェラは「私はあなたの言う通りにするわ」と言い、アンドレについて回ります。アンジェラはその魅力と身体能力で、アンドレに降りかかる問題を次々と解決します。

全てが上手く進み始めますが、アンジェラはアンドレに自分の「正体」を打ち明けます…。

 

キャスト

(Angel-A, 2005, Europa Corp.)

主人公のアンドレを演じるのは、モロッコ系フランス人の俳優ジャメル・ドゥブーズ。フランスではコメディアンとしても活躍しています。

 

(Angel-A, 2005, Europa Corp.)

ヒロインのアンジェラを演じるのはデンマーク出身のリー・ラスムッセン。もともとはモデルとして活躍しており、グッチなどのショーで活躍していました。

映画学校に通い、自身で短編映画の製作をしたこともあるそうです。

 

(Angel-A, 2005, Europa Corp.)

リー・ラスムッセンはモデルとあってスタイル抜群 (身長は178cm)。リュック・ベッソン監督が好きそうな感じです。

165cmのジェメル・ドゥブーズと並ぶとこんな感じです (恣意的としか思えない…)。

 

おすすめ度

★★★★★★☆☆☆☆ 6/10

リー・ラスムッセンの美しさを前面に押し出たような映画ですが、ストーリーも意外と面白い。最初はどいうことなんだろう…と思いながら見ていたことも最後に解決します。

アンジェラがアンドレの前に現れた本当の意味と、アンジェラの正体、アンドレの変化などクライマックスは見所がありました。

二人が出会うアレクサンドル3世橋や、モンマルトルの丘、シテ島、セーヌ川など、パリの美しい風景も満載です!

 

 

パリ・ジュテーム

(Paris, je t’aime, 2006, Victoires International and Pirol Film Production)

『パリ・ジュテーム』(Paris, je t’aime) は2006年に公開されたフランスのオムニバス映画です。18人の監督による愛をテーマにした短編映画を集めた作品になっています。

それぞれがパリの異なる地区を舞台にした5分程度の作品になっています。

 

収録作品

『パリ・ジュテーム』に収録されている短編作品は以下の通りです。中には有名な監督や俳優さんが出演しているものもあります。

  • モンマルトル(18区)
  • セーヌ河岸(5区)
  • マレ地区(4区)
    監督:ガス・ヴァン・サント(マイ・プライベート・アイダホなど)
(Paris, je t’aime, 2006, Victoires International and Pirol Film Production)
  • チュイルリー駅(1区)
    監督:ジョエル&イーサン・コーエン(ノー・カントリーなど)
    出演:スティーヴ・ブシェミ(コン・エアーなど)
  • 16区から遠く離れて(16区)
  • ジョワジー門(13区)
  • バスティーユ(12区)
  • ヴィクトワール広場(2区)
  • エッフェル塔(7区)
  • モンソー公園(17区)
  • デ・ザンファン・ルージュ地区(3区)
  • ピガール(9区)
  • マドレーヌ界隈(8区)
    出演:イライジャ・ウッド(ロード・オブ・ザ・リングなど)、オルガ・キュリレンコ(007 慰めの報酬など)
    撮影:永田鉄男
  • ペール・ラシェーズ墓地(20区)
(Paris, je t’aime, 2006, Victoires International and Pirol Film Production)
  • フォブール・サン・ドニ(10区)
    出演:ナタリー・ポートマン(レオン、ブラック・スワンなど)
  • カルチェ・ラタン(6区)
  • 14区(14区)

※上記の他、DVDには劇場未公開の2作品(11区と15区)が収録されています。

 

おすすめ度

★★★★★☆☆☆☆☆ 5/10

たくさんの監督によるオムニバス映画なので、作品によって雰囲気が大きく異なります。いずれも愛をテーマにした作品で、心がほっこりするような作品が多いです。中にはちょっと理解が難しいものもありますが。

パリの20区のうち、18区が舞台になっており、パリの様々な場所を映画の中で見ることができるのがオススメポイントです!

 

 

ビフォア・サンセット

(Before Sunset, 2004, Castle Rock Entertainment)

続いては、「シェイクスピア・アンド・カンパニーの記事でも触れた、『ビフォア・サンセット』(Before Sunset)。

1995年に公開された「ビフォア・サンライズ」の続編にあたり、前作でウィーンで短い時間を共にしたジェシーとセリーヌが9年振りに再会します。

※参考記事:『シェイクスピア・アンド・カンパニー』パリで一番人気の書店

 

ストーリー

(Before Sunset, 2004, Castle Rock Entertainment)

パリの書店「シェイクスピア・アンド・カンパニー」で9年振りに再開した二人でしたが、残された時間はジェシーのフライトがある夕方まで。

その間に二人は近況や9年間の出来事、あれからのお互いへの思いなどを語ります。

 

オススメ度

★★★★★☆☆☆☆☆ 5/10

物語は終始二人の会話から成り立っています。これを面白いと感じるか、退屈と感じるかは意見が分かれそうなところです。

何かしら二人に共感するものを見つけられる方はこの映画を楽しめるのではないでしょうか。

 

(Before Sunset, 2004, Castle Rock Entertainment)

二人が話をしながら訪れるパリの通りやカフェ、セーヌ川を行く船の上など、パリらしい風景が楽しめます。

前作のビフォア・サンライズ、続編のビフォア・ミッドナイトと合わせてご覧ください!

 

 

のだめカンタービレ最終楽章

(のだめカンタービレ 最終楽章, 2009・2010, 東宝)

最後は初めての邦画のご紹介です。海外を舞台にした映画を紹介しているので、当然邦画の出番は少ないわけですが、今回紹介する映画はほぼ全編海外が舞台です。その映画は『のだめカンタービレ 最終楽章』です!

のだめカンタービレは、クラシック音楽を題材とした同名の漫画を原作として2006年に放送され大人気となったテレビドラマです。

2008年にヨーロッパを舞台にしたスペシャルドラマが放送され、その続編であり完結編となるのが、この映画版です。

 

ストーリー

(のだめカンタービレ 最終楽章, 2009・2010, 東宝)

音大のエリートで超人気者の千秋真一 (玉木宏) に出会った変人ピアニストの「のだめ」こと野田恵 (上野樹里) は、千秋を追ってパリに留学していました。

ヨーロッパの指揮者コンクールで優勝した千秋でしたが、就任したのは潰れかけの「マルレ・オーケストラ」。かつては千秋の師シュトレーゼマンも指揮したこのオーケストラを立て直すべく、千秋は奮闘します。

一方、確実にヨーロッパで結果を積んでいく千秋と距離を感じるのだめは、千秋と共演することを目標に練習を続けますが…。

 

オススメ度

★★★★★★☆☆☆ 7/10

ドラマシリーズから好きだったので、完結するのはなんだか感慨深いものがありました。千秋とのだめの掛け合いも相変わらずで、思わず笑ってしまいます。

そして、オーケストラの演奏シーンは迫力があって、コンサートを見ている気分になります。クラシックが好きな方も、そうでない方も楽しめるはず!

 

(のだめカンタービレ 最終楽章, 2009・2010, 東宝)

後編ではドラマ版のキャストも終結し、ストーリーを盛り上げます。

 

(のだめカンタービレ 最終楽章, 2009・2010, 東宝)

ドラマ版を見ていなくても十分面白いですが、やはりドラマ版を見てからの方が何倍も楽しめると思います!

 

次回からはパリの街を離れ、ずっと行きたかった世界遺産「モン・サン=ミッシェル」へ向かいます!

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