今回は、スペインの街の雰囲気を味わえる、スペインを舞台にした映画を2本紹介します!
スペイン留学気分を味わえる学生たちのストーリーと、情熱の国スペインでの熱い恋の物語というそれぞれ異なるタイプの映画になっています!
スパニッシュ・アパートメント
1本目は『スパニッシュ・アパートメント』(L’auberge Espagnole)という2002年に公開されたバルセロナが舞台の映画です。
主人公はスペインの大学院に留学するフランス人の学生。彼と同じようにヨーロッパの各国から集まったルームメイトとの関係を描いた青春映画です。
主人公がフランス人なので、フランス語の部分が多いです。他にも英語、スペイン語などが使われていて国際的な雰囲気を味わうことができます。
ストーリー
主人公のグザヴィエはエラスムスという留学制度を利用してスペインの大学院へ1年間留学することになります。
スペインへ向かう前、空港には母と恋人のマルティーヌに見送られるとグザヴィエは恋人と離れることを寂しく思い涙を流します。
スペインに着いたグザヴィエは、空港で出会ったフランス人のジャンの家に居候しながらアパートを探します。そして、それそれ出身国の異なる学生が共同生活を送るアパートで暮らすことになりました。

同居人は、イタリア人のアレッサンドロ、イギリス人のウェンディ、ドイツ人のトビアス、デンマーク人のラース、スペイン人のソレダ。そして後からベルギー人のイザベルが加わります。
僕もイギリスに留学していた時には世界中からの留学生とシェアハウスに住んでいたのでこの感覚がとても懐かしく感じます。

グザヴィエは仕事で忙しいジャンに頼まれ内向的な妻のアンヌ=ソフィを連れ出し、度々バルセロナの街に出かけます。
サグラダファミリアやグエル公園、モンジュイックの丘へ続くロープウェイなど、バルセロナの名所を訪れるシーンが出てきます。

アパートはいつも賑やかで、恋愛関係のトラブルがあったり、明け方までバーで飲み明かしたり、学生生活を象徴するような状態ですね。。。
バルセロナのバタバタとした生活が続き、あっという間に1年が経ちます。グザヴィエはアパートのメンバーが開いてくれたパーティーでバルセロナで知り合った人たちに別れを告げ、フランスへ戻ります。
やり残したことがあるような気持ちと自分の将来への気持ちが交錯する中、グザヴィエは大きな決断を下します。
キャスト

あまり有名な俳優さんは出ていませんが、主人公グザヴィエの恋人マルティーヌを「アメリ」などのオドレイ・トゥトゥが演じています。
おすすめ度
★★★★★★★☆☆☆ 7/10
学生生活の楽しさや悩みが描かれた映画で、見終わった後はすっきりとした感覚が残ります。
これまでに海外へ留学したことがある方や今後留学したい方には特にオススメです!
それでも恋するバルセロナ
2本目は、こちらもバルセロナが舞台の恋愛映画『それでも恋するバルセロナ』。
2008年に公開されたウディ・アレン監督の作品です。原題は”Vicky Chirstina Barcelona”。邦題と全然違いますね。邦題は日本で受けそうな題名を付けた感じです。
主人公のヴィッキーとクリスティーナを含めた男女の四角関係を描いた映画です。サグラダファミリアやカサ・ミラ、グエル公園などバルセロナの名所の他、スペインの田舎の景色も味わえます。
ストーリー

ヴィッキーとクリスティーナは友人同士。仲の良い二人ですが、恋愛に関しては全く異なっていました。
ヴィッキーは恋愛に保守的で、好青年のタグと婚約中。一方でクリスティーナは情熱的な恋愛を求めるタイプでした。
ヴィッキーはカタルーニャに関する論文を書く為、映画の撮影を終えたばかりのクリスティーナとバルセロナを訪れます。二人はそこで画家のファン・アントニオと出会います。
ファン・アントニオは週末に彼が暮らす田舎町オビエドに来ないかと二人を誘います。失礼なファン・アントニオの態度にヴィッキーは怒りますが、クリスティーナは彼を気に入り結局オビエドを訪れることに。
クリスティーナが体調を崩している間にファン・アントニオと過ごすヴィッキーは徐々に彼に惹かれていきます。

そんなことは知らずにバルセロナでクリスティーナはファン・アントニオと同棲を始めます。そこへファン・アントニオの元妻のマリア・エレーナが現れ…。
キャスト

主人公の一人ヴィッキーを演じたレベッカ・ホールはこの映画がきっかけで一躍注目を浴びました。
もう一人の主人公クリスティーナを演じるのは「ロスト・イン・トランスレーション」や、この映画と同じくウディ・アレン監督の「マッチ・ポイント」に出演しているスカーレット・ヨハンソン。
最近ではアベンジャーズシリーズにも出演しているほか、日本でもシャンプー「LUX」のCMに出演しているので見たことがある方も多いと思います。
四角関係の中心人物ファン・アントニオを演じるのはスペイン出身の俳優ハビエル・バルデム。「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」や「007 スカイフォール」など僕の中では悪役のイメージが強いです。

そしてファン・バルデムの元妻マリア・エレーナを演じるペネロペ・クルス。この映画では激情家の女性を演じていますが、とても綺麗な女優さんです。
トム・クルーズ主演の映画「バニラ・スカイ」の時は最高でした。
おすすめ度
★★★★★★☆☆☆☆ 6/10
普段この手の映画はあまり見ませんがこの映画はスペインの街の美しさと登場人物が魅力的だったので、見ていて飽きませんでした。
ハビエル・バルデムの女たらしな感じがハマってましたね。ペネロペ・クルスも相変わらずの美しさでした。
今回は以上の2本です!次回はスペインの基本情報をまとめます。