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『プラハ前編』カレル橋とプラハ城の美しい景色

カレル橋とプラハ城
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今回は過去のヨーロッパ鉄道旅行の第6回。チェコの『プラハ』を訪れます。

この時のヨーロッパ旅行では9ヶ国を訪れましたが、その中でチェコは最も気に入った国のひとつでした!

旧市街の美しい街並みや天文時計、ヴルタヴァ川に架かるカレル橋、アルフォンス・ミュシャのミュシャ美術館など、たくさんの見どころがあるプラハを前後編に分けてお伝えします!

ドイツから電車でチェコへ

チェコ 車窓からの景色

前回訪れたドイツのベルリンからチェコのプラハへは国際列車「ユーロシティ (EC)」で約4時間半の道のり。のんびりと窓の外の風景を見ながら過ごします。

チェコまでの道のりは自然豊かな山あいが中心。川の流れも穏やかですが、少し曇ってきたのが気になります…。

 

プラハに着くとやはり空はどんよりしており、時々小雨が降っていました。プラハ駅の隣にある国立博物館の前が大通りになっており、旧市街の方へと続いています。

 

こちらがプラハの「国立博物館」。中には入りませんでしたが、とても存在感のある外観です。2018年の10月に改装を終え、リニューアルオープンしました。

 

ヴルタヴァ川に架かる『カレル橋』

プラハでまずご紹介するのは、プラハを流れるヴルタヴァ川に架かる『カレル橋』という石橋。

カレル橋自体もとても美しいのですが、カレル橋の向こうにオレンジ屋根の建物や丘の上にあるプラハ城が一緒に見える景色は、さらに感動的でした。

1357年から1402年に建設された歴史ある橋で、ヴルタヴァ川を挟んでプラハ城のある西側と、旧市街のある東側を結ぶ重要な役割を担っています。

「カレル」は橋の建設を命じた神聖ローマ皇帝カール4世のチェコ語読みで、英語ではチャールズ (Charles) に当たります。

※上の写真は天気が良くなった翌日にあらためて撮りました。

 

カレル橋の旧市街側の入口には「オールドタウン・ブリッジタワー」と呼ばれるゴシック様式の橋塔が建っています。

3層に分かれた構造になっていて、中段部分には「カレル4世」のほか、プラハに祀られている聖人「聖ヴィート」、チェコの守護聖人「聖ヴァーツラフ」の像があります。

橋塔の中には展示コーナーがあり、橋の歴史などに関する展示がされています。

最上部は展望台になっており、ヴルタヴァ川とカレル橋、その向こうにあるプラハ城が一望できる美しい眺めとなっています。

塔の入場料は100クローネ(約500円)です。

 

カレル橋の上はヨーロッパらしい石畳になっていて、天気の良い日には露店などが並びたくさんの人で賑わっていました。この日は残念ながら雨で少し寂しいですが…。

 

橋の左右には合計30体の彫刻が並んでいます。最も古い「十字架像」は橋の建設開始から4年後の1361年頃に作られました。

オリジナルは上で紹介した国立博物館に保管されており、この写真のものは1629年に制作されたものです。

 

世界最大級の古城『プラハ城』

『プラハ城』は870年に建設されたと言われる古城で、かつてはボヘミア国王や神聖ローマ皇帝の居城でした。

世界で最も大きい城のひとつと言われ、幅130m、長さ570mもある城は、街のどこにいても見つけることができます。

カレル橋の上からも丘の上に立つプラハ城の姿もよく見えます。カレル橋とプラハ城の姿はプラハを象徴する景色となっています。

雨のプラハも趣がありましたが、やはり晴れた日の景色は綺麗ですね。

 

プラハ城はフラチャヌィの丘の上にあり、麓のマラー・ストラナという地区からは80mほど高い場所にあります。

その為、プラハ城へ行くには坂道や階段を登って丘の上まで歩く必要があります。

 

丘の上に着く頃には当たりが暗くなってきてしまいましたが、頂上からはプラハの街を見わたすことができます。

プラハの建物はほとんどがオレンジ色の屋根で、統一感があって綺麗でした。

 

プラハ城内には「聖ヴィート大聖堂」という大聖堂があります。

10世紀に最初の教会が建てられ、現在のゴシック様式の建物は14世紀に作られました。大聖堂の中央あたりにあるメインタワーは99mの高さがあります。

 

大聖堂の正面には高さ82mの2つの塔があり、その間には「バラの窓」と呼ばれる放射線状に並んだステンドグラスがあります。

 

大聖堂の北側の窓には、チェコの有名画家アルフォンス・ミュシャがデザインしたステンドグラスがあります。

ミュシャならではの美しいデザインは、まるで絵画のようなステンドグラス…なのですが、僕が訪れた時はすでに閉館しており、生で見ることはできませんでした。

 

フラチャヌィの丘を降りてカレル橋を渡り、再び旧市街側へ戻ってきました。ライトアップされたプラハ城とカレル橋がとっても綺麗です。

昼間もとても綺麗でしたが、夜景も素晴らしいです。プラハは本当に美しい街でした。

 

実は世界一!チェコのビールで乾杯

少し遅めの夕食を済ませてユースホステルに戻った後は、相部屋になったオランダ人の女の子2人とドイツ人の男の子と一緒に飲むことになりました。

一人旅をしていても旅先で色々な出会いがあるのは本当に良かったです。

買ってきた缶ビールで乾杯しました。写真はチェコで150年以上前から売られているビール「ピルスナー・ウルケル」。

実はチェコは国民ひとりあたりのビール消費量が世界一だそうです。その量なんと年間161.5リットル!

ドイツもビールをたくさん飲むイメージですが、それでも115.8リットルとチェコが圧倒!驚きです。

 

次回は「プラハ」の後編です!美しい旧市街やアルフォンス・ミュシャの美術館を訪れます。