今回はドイツのミュンヘンから足を伸ばして、フュッセンという街の近くにある『ノイシュヴァンシュタイン城』というお城を訪れます。
ノイシュヴァンシュタイン城は、おとぎ話に出てきそうな美しい姿が有名なお城で、ロマンティック街道の終着点として多くの観光客が訪れる場所となっています。
この記事ではノイシュヴァンシュタイン城の美しい姿と、すぐ近くにある『ホーエンシュヴァンガウ城』もあわせてご紹介します!
ノイシュヴァンシュタイン城を見学
ここからは、ノイシュヴァンシュタイン城の姿をご紹介して行きます。
麓からの坂道を登り終えると、目の前にノイシュヴァンシュタイン城が迫って来ました。東側にある入場口を通って城内へと入っていきます。
ノイシュヴァンシュタイン城という名前は「新しい石」を意味するのですが、実は石造りではなく鉄骨組みのコンクリートとモルタルで作られています。
バイエルン王ルートヴィヒ2世によって19世紀に建てられたノイシュヴァンシュタイン城は、軍事拠点ではなく王が居住する宮殿として作られた為、耐久性よりも装飾や優雅さを重視して作られました。
城内は撮影禁止のためご紹介することができませんが、ロマン主義的な豪華なお城となっています。
ルートヴィヒ2世のこだわりが詰まったお城で、場内に人口の洞窟が作られているといった珍しい特徴もあります。
マリエン橋からの素晴らしい眺め
ノイシュヴァンシュタイン城の全景が見られる人気のポイントが、ペラート峡谷に架かる「マリエン橋」という橋です。
とても眺めの良い場所ということもあって、多くの観光客が集まっていました。
マリエン橋から眺めたノイシュヴァンシュタイン城の姿がこちらです!
残念ながら一部工事中でしたが、緑豊かな山の上に建つ白亜のノイシュヴァンシュタイン城の姿はとても美しかったです。
ノイシュヴァンシュタイン城は「おとぎ話に出て来そうなお城」と表現されることが多いお城ですが、まさにそんな雰囲気でした。
カリフォルニアにあるディズニーランドの眠れる森の美女の城もこのノイシュヴァンシュタイン城をモデルにしていると言われています。
ホーエンシュヴァンガウ城にも行ってみよう
ノイシュヴァンシュタイン城を見学した後は、『ホーエンシュヴァンガウ城』にも行ってみましょう。
ホーエンシュヴァンガウ城は、ノイシュヴァンシュタイン城を建てたルートヴィヒ2世の父であるマクシミリアン2世が、12世紀に建てられた古城を改築して暮らしていた場所です。
ルートヴィヒ2世も幼少期をホーエンシュヴァンガウ城で過ごしました。
ホーエンシュヴァンガウ城は、ノイシュヴァンシュタイン城とは異なり黄色い姿をしたお城です。そのサイズはノイシュヴァンシュタイン城よりも小ぶりで、可愛い雰囲気です。
色々なところに騎士の絵が描かれていたり、紋章のようなレリーフが飾られてあったりと、小さいながらも見応えがあります。
ホーエンシュヴァンガウ城の中庭も小さいながら可愛い雰囲気です。
緑に囲まれた噴水は白鳥の姿をしていました。ホーエンシュヴァンガウ城の「シュヴァンガウ」は「白鳥の里」という意味だそうです。
ホーエンシュヴァンガウには古くから白鳥伝説が残り、リヒャルト・ワーグナーのオペラ「ローエングリン」もこの地をモデルにして作られました。
ずっと見たかったノイシュヴァンシュタイン城が見れて大満足でした。再びバスと電車に乗ってミュンヘンへと戻ります。次回はスイスの「チューリッヒ」をご紹介します!