ドイツ

ヴォルフスブルクでフォルクスワーゲンの本社工場を見学

ヴォルフスブルクのフォルクスワーゲン本社工場

久しぶりに訪れた2度目のドイツ。今回はヴォルフスブルクにある世界一(※2017年販売台数)の自動車メーカー「VW」ことフォルクスワーゲンの本社工場を紹介します。

驚くことに、ヴォルフスブルクという街は1930年代にフォルクスワーゲンを生産する為に作られた計画都市なんだとか。工場の為に街を1つ作るなんてすごいですよね。

さて、工場の話の前に1つ問題です。フォルクスワーゲンで作られている自動車以外の「あるもの」とは何でしょう?答えは後半で!

VWの巨大な本社工場へ

フォルクスワーゲンの本社工場

VWはフォルクスワーゲンだけでなく、アウディやポルシェ、ランボルギーニなどを傘下に含む巨大グループです。

VWの工場はヴォルフスブルクの駅の隣、川を挟んだ反対側にあります。歴史を感じさせるレンガ造りの建物の上に、大きな煙突が並んでいました。

側面には巨大な「VW」のロゴが掲げられています。本社工場とその周辺は「アウトシュタット (自動車の街)」と呼ばれ、工場の他にも本社ビルや博物館、遊園地まであり、1つのテーマパークのようです。

ここを訪れる人の数は年間200万人にものぼります。

 

駅や駐車場がある場所からは、地下道を通って工場のある川の対岸へと渡ります。地下道から上がると職員しか入れないフェンスがあり、その手前が工場ツアーの集合場所でした。そこには工場を紹介したボードが目印。

 

上のボードの棚には新聞のようなものが置かれていたので手に取ってみると、VWが独自に作成しているVWに関するニュースが書かれたものでした(写真左)。

もう1つは社報のような冊子(写真右)。工場のことや社員の紹介などが書かれた社報みたいです。ドイツ語は読めませんが…。

ツアーが始まって工場の中に入ると、大きなスクリーンのある部屋で工場についての簡単な説明を聞き、10分ほどのビデオを見ます。なお、英語のツアーだったので、日本やブラジルなど世界各国の人が参加していました。

VWの本社工場では日本でも人気の「Golf (ゴルフ)」「Tiguan (ティグアン)」を生産しており、1日に約4800台の車が生み出されているそうです(18秒に1台のペース)。

 

「ゴルフ」に乗って工場見学開始!

フォルクスワーゲンの工場見学

続いていよいよ工場の中へ。工場はとっても広いので、車に牽引されて見学します。こちらはフォルクスワーゲンの人気車種「ゴルフ」

本当に遊園地のアトラクションみたいです。意外とドライバーさんがスピードを出すのでビックリ。いくら通路も広いとは言え工場内ですよ?

 

製造工程は写真禁止だったのが残念です (そりゃ企業秘密盛りだくさんでしょうね…)。工場では車体のプレス、組み立て、部品の取り付け、塗装などの工程を見ることができます。

車に乗っていても45分くらいかかります。工場がとても広いことが分かりますね。

驚いたのは、多くの作業が無人のロボットによって行われていたこと、自動車の組み立てや、部品の取り付けなどの複雑な工程も、器用に動くロボットがこなしていきます。すごい技術だと思いました。

 

VWが作る意外なものとは…!?

さて、最初の問題の答えです。VWが作っている自動車以外の有名なあるもの、それは「ソーセージ」です!

出典:Kaferblog

カリーヴルストというドイツで人気の種類のソーセージで、ちゃんとパッケージにも「フォルクスワーゲン・オリジナル」の文字が書かれています。

もともとは1970年代から自社の社員食堂などで提供されていたそうですが、顧客へのプレゼントなどとして配るうちに人気になり、色々な場所で販売するようになったそうです。

驚くべきはその販売数。2015年には年間720万本を売り上げました。自動車の販売台数に迫る勢いです。

 

帰りにVWグッズも忘れずに

工場ツアーの後は入り口の横にあるお土産ショップに立ち寄りました。

コンビニくらいの広さのお店にはかなりの種類のグッズが売っていて、しかもなかなか買えない代物ばかりですので迷ってしまいます。なんとか厳選して自分へのお土産を購入しました。

最先端の技術を見られたVWの工場見学、とても楽しかったです!次は飛行機の工場とか行ってみたいな〜。

 

次回からはアメリカ旅行の様子をお届けします!