前回、モニュメントバレーで宿泊したホテル『グールディングスロッジ』(Goulding’s Lodge) をご紹介しました。
そのグールディングスロッジの1番の魅力は、ホテルから眺めるモニュメントバレーの朝日です。翌朝、その朝日を見る為に、少し早起きしてみました。
<AM 5:10>
僕がモニュメントバレーを訪れた5月上旬、モニュメントバレーの日の出時刻は6時半前後。その約1時間半前に起きると、あたりはまだ真っ暗。
ちなみにモニュメントバレーのあるユタ州は、グランドキャニオンのあるアリゾナ州と同じ山岳部時間を採用しています。
一方、ユタ州では春から秋にかけてサマータイムが実施されるのに対し、アリゾナ州の大部分ではサマータイムが実施されていないので、同じタイムゾーンなのに1時間時差があるという不思議な状況が起こります。
ラスベガスのあるネバダ州とも時差があるので、ラスベガスやグランドキャニオンから来た方は、時間を間違えて朝日を見逃さないように注意が必要です。
頭上にはかなり雲が多かったですが、雲の合間からは綺麗な星が見えていました(画面が暗いと見にくいかもしれませんが…)
<AM 5:42>
夜明けの時刻の1時間ほど前から見晴らしのいい場所にスタンバイ。まだ他のお客さんたちは誰もいませんでした。
<AM 6:01>
日の出の30分ほど前。少しずつ明るくなってきて、モニュメントバレーの輪郭も見えてきました。この時期(5月初め)は、ちょうどモニュメントバレーのある方角に朝日が昇る予定です。
しかし空には雲が広がっており、このままでは朝日は見えそうにありません。
起きた時には少し星も見えていたロッジの上空も、雲で覆い尽くされてしまいました。
<AM 6:15>
日の出時刻の15分前。雲の切れ間から空の下の方が少しオレンジ色になってきているのが分かります。
<AM 6:26>
日の出時刻の約5分前。雲の多さは相変わらず…。
<AM 6:34>
空はどんどん明るくなりますが、雲は晴れることのないまま日の出の時刻に。モニュメントバレーの向こうの空がオレンジ色になっているので、この辺りに太陽が昇ってきているとは思うのですが…。
頭上ではまた少し雲の切れ間から空が見え始めました。
<AM 6:42>
日の出の時刻を過ぎても一向に雲が晴れる気配はありません。というか、むしろ雲が増えてるのでは…。しかし、日の出の時刻から10分が過ぎたその時でした!
<AM 6:44>
雲の間から、わずかな光が!
<AM 6:50>
モニュメントバレーのすぐ上の雲の中が急に明るく光り始めました。そして!
<AM 6:52>
ついに朝日が見えました!!!!!
なんと美しい色でしょうか…。本当にちょうどモニュメントバレーの真ん中から太陽が昇っています。先ほどまでは恨んでいた雲も太陽の光が反射して、なんとも言えない情景です。
ロッジの裏にあるメサにも太陽の光が当たり、赤く染まります。
人口のものが何もない、ただただどこまでも広がる大地と、モニュメントバレーの神秘的な形をした岩や台地、そして朝日の美しい光は、神々しささえ感じさせます。さすがナバホ族の聖地です。
その景色から目が離せず、他の人がロッジに戻った後も、しばらく朝日を眺めていました。だってこんなに素晴らしい景色はなかなか見れないじゃないですか。
雲はどんどん晴れていき、遮るものがなくなった太陽の光がまぶしく感じます。
何もない大地でモニュメントバレーだけが影をつくり、自然が作り出したその唯一無二の形を浮かび上がらせていました。
太陽はスピードを上げてぐんぐん高くなり、あたりはあっという間に明るくなりました。あれだけ空を覆っていたたくさんの雲もほとんどなくなり、今日はいい天気になりそうです♪
完璧な朝日とはいかなかったものの、あれだけ雲が広がっていた状態から美しい景色を見ることができて、大満足でした。
グールディングスロッジの空室・料金は<エクスペディアのホームページ>で検索できます!
次回はグランドサークル周遊ツアーの2日目、まずはホースシューベンドを訪れます。