スペイン

スペインで闘牛を見に行く前に考えてほしいこと

これからスペインに行く人に考えてほしいことがあります。それは『闘牛』についてです。

人それぞれの意見があることなので、書こうか迷いましたが、少しでも多くの方に事実を知り、考えていただけるきっかけとなればと思い、記事にしました。

闘牛の現状

(Pablo Picasso, Bullfight)

スペインでは古くから闘牛が行われてきました。近年は動物愛護団体による反対や、政治的な予算縮小を受けて、興行の数は減少傾向にあります。

バルセロナでは2011年に闘牛が禁止されるなど、闘牛が見られる機会も減っています。しかし、それでもスペイン全体で年間数千試合が行われ、1万頭以上の牛が殺されています

 

闘牛場で何が行われるか

(Pablo Picasso, Bullfight)

人によってイメージする闘牛は異なるでしょう。闘牛士が突進してくる牛を華麗にかわす姿を思い浮かべるかもしれません。

しかし、闘牛は「生き物の命を奪う行為」です。人間の娯楽の為だけに、しかも非常に痛く苦しい、残酷な方法で。

闘牛において、牛は最期に闘牛士に殺されます。それもすぐにトドメをさされるわけではありません。まず闘牛士は牛の背中に槍を突き立てます。

その後も背中に剣を刺していきます。牛は剣が刺さった箇所や口から血を流し、苦しみながら闘牛士に向かっていきます。闘牛士は弱った牛の首に剣を刺していき、最後にトドメがさされます。

息絶えた牛は馬に引きずられて退場します。この間、数十分。何の罪もない牛たちは苦しみ続けて、死にます。このような行為が毎年1万回以上も行われているのです。

 

何が良くて、何が悪か

(Pablo Picasso, Bullfight)

では、毛皮のコートを着る為に動物を殺すのは良いのか?肉を食べる為に動物を殺すのは良いのか?

動物愛護者によっては、これらも「悪」と考える人もいます。僕は毛皮のコートは着ませんし、ファーもフェイクファーのものしか買いません。でもベジタリアンではないので、動物のお肉は食べます。

衣食住に関することは生きる為なので仕方ない、と考える人もいれば、毛皮以外にも暖かい人工繊維はあるし、お肉を食べなくても生きる為の栄養を摂る方法は他にある、と考える人もいるでしょう。

闘牛にしても、スペインをはじめ、いくつかの国に古くから続く大事な文化であり、保護すべきという意見もあります。

このような考え方の違いはあって同然だと思いますし、どの考え方が正解というのもないと思っています。

 

闘牛場に行く前に考えてほしい

(Pablo Picasso, Bullfight)

もちろん闘牛を見に行くかどうかは個人の自由です。ただ、興味本意で闘牛を見に行く前に、それがどのようなものかを理解し、それでも行きたいか、考えていただきたいんです。

見に行く人がいれば、闘牛はなくなりません。あなたが闘牛を見に行くということは、残酷な方法で動物の命が奪われることに少なからずつながります。

それでもあなたは闘牛を見に行きますか?

 

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