今回は香港一有名な道教のお寺『黄大仙』を紹介します。黄大仙は以前ご紹介した「文武廟」と並ぶ香港の有名パワースポットです。
※参考記事:『文武廟』香港一の有名パワースポット
黄大仙は広い敷地の中に複数のお堂と庭園を持つ寺院で、たくさんの人が訪れる人気の観光スポットです!
寺院前の広場ではイベントが開催
『黄大仙』はMTRの黄大仙駅を降りてすぐの場所にあります。僕が訪れた時は、前の広場でイベントが行われていました。
赤いテントの下のブースでは、色々な種類の伝統的な工芸品の手作りをしていました。どのブースも長い行列ができています。
ひとつめの門「第一洞天」
それでは、黄大仙に入っていきます。こちらが入り口にある門「第一洞天」。門には「嗇色園」の看板がありますが、これは黄大仙の正式名称である「嗇色園黄大仙廟」の事です。
門の下には両側に龍の像が置かれています。どこか可愛い龍ですね。足元には子供の龍もいました。
第二の門「金華分述」
第一洞天の門をくぐり、左側の階段を登ると半分動物、半分人間の姿をした像が並んでいます。右から牛、虎、兎、龍…。そう、日本でも馴染み深い干支ですね。
像が向く方向に第二の門「金華分述」があります。繊細な装飾と鮮やかな色付けがされ、シンプルな第一洞天と比べて豪華な作りです。
黄大仙の本堂「大雄宝殿」
金華分述の門をくぐると、いよいよ黄大仙の本堂「大雄宝殿」があります。境内に入ると参拝者の方が持つお線香の香りが漂い、神秘的な雰囲気が増します。
本堂は道教のお寺の特徴である黄色い屋根 (黄色というよりもオレンジ色?) と、繊細でカラフルな軒下、真っ赤な柱が印象的です。
本堂の前ではたくさんの人がお線香を持ってお祈りをしていました。黄大仙では「求めれば必ず願いが叶う」と言われています。
本堂には「赤松黄仙祠(旧字体:ネ司」の看板があります。黄大仙の本尊である黄初平 (後に仙人となる黄大仙の本名) が赤松丘に住んだことからそう呼ばれるようになりました。
天井の裏にはたくさんの赤いランタンが吊るされ、とても綺麗です。
本堂の左右にも小さいお堂が並んでいて、それぞれ異なるご利益があるようです。こちらでもたくさんの人が参拝に訪れていました。みなさん線香を持って、お祈りを捧げています。
「三聖堂」と「孔道門」
本堂から向かって右側には「三聖堂」があります。こちらは本堂に比べて小さなお堂です。
三聖堂から少し下った場所には「孔道門」があります。孔道門の天井も、本堂と同じく鮮やかな色の模様が描かれています。
天井からは大きなランタンが吊るされていました。こちらも綺麗です。
孔道門の向かいには「盂香亭」があります。盂香亭の前には噴水があり、花の形をした噴水にはお賽銭が入れられていました。
今回はここまで。黄大仙は境内もそうですが、その裏にある庭園もすごく綺麗だったので、次回はその庭園を紹介します!