今回は前回に続きギリシャのアテネにある『アクロポリス』の紹介です。いよいよアクロポリス最大の見どころである『パルテノン神殿』も登場します!
アクロポリス前編の記事は<こちら>からどうぞ。
アテネの街が見渡せる展望台
今回はパルテノン神殿の東にある展望台からスタートします。大きなギリシャ国旗が目印です。
振り返るとパルテノン神殿がチラッと見えています。
ここからは旧市街プラカ地区を始めとしたアテネの街が一望できます。写真奥の中央に映っているのは、アテネで一番高い丘「リュカヴィトスの丘」です。
麓に見える「ディオニソス劇場」
海抜150mの丘の上にあるアクロポリスは展望台以外からの眺めも絶景です。アクロポリスの南側の麓にあるのは「ディオニソス劇場」。
オリンポス十二神に数えられることもある酒と演劇の神ディオニソスに捧げられた劇場でした。その向こうには先日訪れた新アクロポリス博物館も見えます。
南側には「フィロパポスの丘」
アクロポリスの南側からは、遠くに海が見えます。右側にある丘は「フィロパポスの丘」。
頂上に古代ローマの執政官フィロパポスの記念碑があることから、その名前がつきました。
アクロポリスの北側からは、先日訪れた古代アゴラが見えます。左の方にヘファイストス神殿の姿もはっきりと見えますね。
そして、ついにパルテノン神殿へ!
そして、いよいよ「パルテノン神殿」です。その姿がこちら!
これまで写真や映像では何度も見たことがありましたが、実際に自分がそこに立っているということが、なんだか不思議です。
印象としては、想像以上に大きいです。やはり写真で見るのと実際に行くのでは違いますね。
パルテノン神殿は紀元前438年に完成した、アテナイ(アテネの古名)の守護神であるギリシャ神話の女神アテナを祀る神殿です。
古代ギリシャにおけるドーリア式の建築物の中でも最も有名なものです。
直径1.9m、高さ10.4mの巨大な柱が外側に46本、内側に19本あります。柱の上には72枚のメトープと呼ばれる四角い彫刻のパネルがあります。
破壊や略奪にあい、失われている部分もあります。約2500年の時代を感じますね。
さらにその上にはペディメントと呼ばれる屋根の部分があります。ここにもギリシャ神話を描いた彫刻が残っています。
パルテノン神殿の東側には「ローマとアウグストゥスの神殿」がありましたが、今はその跡が残るだけになっています。
常に工事中という話も聞いていましたが、工事をしていたのは西側を中心とした部分で、大部分は問題なく見られました。
古い遺跡や建物って、行ってみるとたまに工事中で見れなかったりするんですよね。でも今回はなんとか大丈夫でした!
パルテノン神殿に隠れた黄金比の謎
パルテノン神殿は、縦と横が1:1.618の「黄金比」と呼ばれる比率になっています。
黄金比は物が1番美しく見えると言われる比率で、クレジットカード、パスポート、ミロのヴィーナスなどの人工物の他、オウムガイの貝殻、ひまわりの種、銀河の渦など自然界にもたくさんの黄金比が見つかっています。
そんな最も美しい比率を古代ギリシャの人たちも知った上でパルテノン神殿を設計したのか、それともただの偶然かどうかは、今も残るミステリーです。
雲ひとつない青空の下に建つ神秘的なパルテノン神殿の姿は、まさに絶景でした!旅行の最後にいいものが見れました。ギリシャ、アテネに来て本当に良かったと思った瞬間です!
アクロポリスの営業時間・入場料など
■アクロポリス (Acropolis) | ||
営業時間 | 8:00〜20:00 ※冬季(11/1〜3/31)は17時まで。 |
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入場料 | 20ユーロ ※古代アゴラやゼウス神殿との共通チケットは30ユーロ(5日間有効) |
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休業日 | 1/1、3/25、5/1、12/25〜26、イースターの日曜日 (日付は年によって異なります) |
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HP | http://odysseus.culture.gr/h/3/eh355.jsp?obj_id=2384 |
アクロポリスへ行く際は、<「Tigets」のホームページ>で事前にチケット購入しておくと便利です。通常より安く購入できるほか、行列に並ぶ必要もありません!
次回はアテネで宿泊した5つ星ホテルのスイートルームをご紹介します!