今回からは海外旅行で役立つ英語のフレーズをシチュエーション別にご紹介して行きます。これを覚えておけば次の海外旅行できっと自信を持って使えるはず!
第1回は最も重要なシチュエーション「あいさつ」に使える英語のフレーズを紹介します。最初に挨拶をするかどうかであなたの印象は大きく変わります。
日本人が間違いやすい各フレーズを使う時の注意点も合わせて紹介していきます!
挨拶はとっても大切!
挨拶は相手との関係を築く上で最も重要なコミュニケーションであり、マナーでもあります。初めて話す人はもちろん、知り合いや友人に対しても必ず挨拶をします。
知らない間柄であっても、ふとしたきっかけで声を交わすことだってあります。
日本人はシャイで自分から人に話しかけるのが苦手な人も多いです (実は僕もその一人)。しかし、海外では挨拶をしない人はただの失礼な人です。
海外旅行中は普段よりも積極的に挨拶するように意識しましょう。そうすれば相手も気持ち良く挨拶し返してくれるはずです!
こんな場面では必ず挨拶しよう!
日本ではわざわざ挨拶しないシチュエーションでも、外国では挨拶をするのが当たり前ということは良くあります。
特に気をつけて欲しいのが、欧米でお店 (特に個人がやっているような小さいお店) に入る時。
日本では店員さんが「いらっしゃいませ」と迎えるのが当たり前ですが、海外ではむしろお客さんが他人のお店にお邪魔するくらいの感覚だったりします。
挨拶もせずにお店に入っていくと、「失礼な外国人だ!」と思われてしまうかもしれません。その後の対応も大きく変わってくるでしょう。
じっくり話し込む必要はありません。シンプルに「Hello」や「Hi」と言えばそれで十分です。
他にもレジでお会計をする時に係の人に挨拶したり、ホテルのエレベーターで一緒になった人やバスで隣の席に座った人に挨拶したり。
いずれも必須というわけではありませんが、同じ空間にいて目があったら「Hi」と軽く挨拶するのがマナーだと思っておいてください。
少なくとも相手が挨拶してくれたら愛想笑いだけでなく、言葉を返しましょう。
挨拶の英語フレーズ
ここからは、あいさつに使える簡単な英語のフレーズを紹介していきます!
※初心者の方にも簡単に分かるように発音をカタカナで説明していますが、本音はカタカナで発音を覚えることはオススメしていません。
キレイな発音を目指したい人は、実際の発音を聞いて覚えましょう!
>>参考サイト:Cambridge Dictionary (発音再生あり)
とは言え、発音を気にしすぎて話すのをためらっていては意味がないので、まずは積極的に使うことが何より重要です!
こんにちは
Hello.
<発音>
イギリス:/helˈəʊ/
アメリカ:/heˈloʊ/
カタカナではよく「ハロー」と表記されますが、発音は「ハロウ」と「へロウ」の間くらいだと思ってください。
「Hello」は挨拶の基本です。誰かに会った時、レストランやお店に入った時など、まずはこのフレーズを使いましょう。
やあ!
Hi!
<発音>
イギリス:/haɪ/
アメリカ:/hɑɪ/
「Hello」よりもカジュアルな挨拶です。友人に対してや、ちょっとした挨拶 (会釈の代わりくらいのイメージ) に使います。
反対にフォーマルな場面や目上の人に対してはふさわしくないので注意しましょう。
発音は「ハイ」に近いです。
おはようございます
Good morning.
<発音>
イギリス:/ˌɡʊd ˈmɔː·nɪŋ/
アメリカ:/ˌɡʊd ˈmɔr·nɪŋ/
発音は「グッ(ド) モーニン(グ))」に近いです。「グ」と「モー」にアクセントを置き、反対にカッコ内の「ド」と「グ」は小さく聞こえる程度。
「Good morning」は朝 (午前中) のあいさつに使います。こちらも「Hello」と同様、あいさつの基本ですので、自分から積極的に言うようにしましょう。
こんにちは (午後)
Good afternoon.
<発音>
イギリス:/ˌɡʊd ˌɑːf·təˈnuːn/
アメリカ:/ˌɡʊd ˌæf·tərˈnun/
発音は「グッ(ド) アフタヌーン」に近いです。アクセントは「グ」と「ヌ」に置きます。
午後 (正午から夕方まで) のあいさつとして使います。「Hello」よりも少していねいな印象です。
こんばんは
Good evening.
<発音>
イギリス:/ˌɡʊd ˈiːv·nɪŋ/
アメリカ:/ˌɡʊd ˈiv·nɪŋ/
発音は「グッ(ド) イヴニン(グ)」に近いイメージ。アクセントは「グ」と「イ」に置きます。「ヴ」は下唇と上の前歯を当てて振動させて発音します。
夕方以降のあいさつとして使用します。
はじめまして
Nice to meet you.
「ナイス トゥー ミー(ト) ユー」のような発音になります。アメリカでは「ナイス トゥ ミーチュー」のように発音する人もいます。
初めて会った人に「はじめまして」と言うフレーズです。
よく似た表現に「Nice to see you」がありますが、こちらは初対面ではなく、会うのが2回目以降の人に「また会えて嬉しいです」と言う表現です。
もうひとつ「Nice meeting you」と言う表現もありますが、これは別れ際に「お会いできて良かったです」と言う時に使う表現です。
- 「Nice to meet you」
- 「Nice to see you」
- 「Nice meeting you」
は間違えやすいので注意しましょう。
お元気ですか?
How are you?
How are you doing?
「ハウ アー ユー?」「ハウ アー ユー ドゥーイン(グ)?」のように発音します。
本当に相手の調子を気にしているというよりは、挨拶とセットになったフレーズと考えておいてください。
イギリスでは「Are you alright?」と言う表現も非常によく耳にしました。イギリスに行く人はぜひ覚えておくと良いでしょう。
よりカジュアルな表現に「How’s it going?」、さらに砕けた表現に「What’s up?」などがありますが、フォーマルな場面や初めて会う人には使わないようにしましょう。
反対に「How do you do?」は古風で堅苦しい表現で、日常会話ではあまり使いません。
「How are you?」と聞かれた時の答え方は様々ですが、以下のような例があります。
- I’m good (元気です)
- Not bad (悪くないね)
- Pretty good (とても良いです)
- I don’t feel well (気分が良くないです)
- Couldn’t be better (最高だよ)
他にも何百通りも答え方はあります。
ただし、日本人が良く使う「I’m fine, thank you.」という言い方は、ネイティブの人が使っているのを聞いたことがありません。
これを気に「I’m fine, thank you.」以外の返事の仕方を覚えてみましょう!
「How are you?」に対する答えからその後の会話につながることもあるので、単調な返事だけでなく正直に今の気分や体調を答えたり、その理由を付け加えてみるのも良いかもしれません。
さようなら
Good-bye.
<発音>
イギリス:/ɡʊdˈbaɪ/
アメリカ:/ˌɡʊdˈbɑɪ/
「さようなら」と別れを言う表現です。出会った時だけでなく、別れる時にもちゃんと挨拶をしましょう。
発音は「グッ(ド) バイ」に近いです。
親しい間柄では単に「Bye」とだけ言ったり、「See you」や「See you later」と言うこともあります。日本で使う「Bye-bye」は子供っぽい言い方です。
一方、「See you again」はもう会えない可能性が高いような印象を与える場合があります。
夜「おやすみ」と言う場合は、「Good night」を使います。
最後に…
あいさつのフレーズは以上です。どれも簡単なものばかりなので、どんどん使ってみてください!
何より「ちゃんと挨拶すること」が重要です。発音が良くなくても構いません。恥ずかしがらずに大きな声で挨拶しましょう。
- 相手に聞こえる声ではっきりと
- 笑顔で
この2つがあれば大丈夫です!
次回はレストランで使える英語のフレーズをご紹介します!