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『モニュメントバレー』後編。まだまだある必見ポイント

モニュメントバレーのレフトミトン、ライトミトン、メリックビュート

今回も引き続き『モニュメントバレー』の壮大な風景をお届けします!

細長い不思議な形の岩の集まりや、大きな石の下に潜れるポイント、そして色んなものに見えるモニュメントバレーのビュートなど、まだまだある見どころが続々と登場します。

まだ前編を読んでいない方はこちらからどうぞ!↓

>>参考記事:『モニュメントバレー』前編。人気のジョンフォード・ポイントなど

大きなメサの横を通って次のポイントへ

モニュメントバレー

モニュメントバレーを気に入った西部劇の映画監督ジョン・フォードが最も好んだ「ジョン・フォード・ポイント」を後にし、再びナバホ族の方が運転する車で次なるポイントへ向かいます。

曇っていた空に少し切れ間が出来て、時折日も差すようになってきました。前方にある台地が照らされ、さらに美しく見えます。

モニュメント・バレーにあるこのような平たいテーブル状の台地は「メサ」と呼ばれます。

メサがさらに侵食されていくと、前回紹介したメリック・ビュートのような「ビュート」になります。

 

モニュメントバレー

次のポイントへ向かう途中、馬に乗ってモニュメント・バレーを回るツアーの方たちとすれ違いました。こんなに素晴らしい景色の中で馬に乗れるのも羨ましいですね。

しかし、広大なモニュメント馬で回るには半日ほどかかるらしく、1泊2日でグランドサークルのポイントいくつも回る過密日程ではさすがに困難でした…。

 

モニュメントバレー

先ほど遠くに見えていたメサのすぐ麓までやってきました。とても大きく、100mくらいはありそうです。間近で見るとすごい迫力ですね。

冬になると、岩の間の水分が凍って体積が膨らみ、岩が砕けて落石が起こることがあるそうです。こんな荒野でも冬になると雪が降ることもあるそうです。

 

細長い岩が集まる不思議なトーテムポール

モニュメントバレーのトーテムポール

続いてやってきたのは「トーテムポール」と呼ばれる細長い岩が集まる場所が見えるポイントです。1番高い岩でなんと250mもあります!それに対して頂上は直径10mほどしかありません。

「メサ (台地)」が削られ「ビュート (岩)」になり、さらに風化するとこのような形になるのでしょうが、こんなに細長い形になるのはとても不思議です。

こうなる前にどこかのタイミングで折れてしまいそうですが…。

 

モニュメントバレーのトーテムポール

足元には何やら規則的に並べられた石が続きます。特に意味はないのかもしれませんが、ナバホ族の聖地とも呼ばれるモニュメントバレーでは、何気ない自然の風景までも神聖なものに見えてしまいます。

トーテムポールの手前にはサンドスプリングという地下水を含んだ地帯が広がっています。

 

アンバランスな「キューブ」の下に潜り込む

モニュメントバレー

後ろ側には赤茶色のメサとそこから崩れてきたと思われる大小様々な大きさの岩が転がっていました。

 

モニュメントバレーのキューブ

こちらの四角い岩は「キューブ (CUBE:立方体)」と呼ばれるもので、高さが10m以上はある大きなものです。こんなものが上から落ちてきたらひとたまりもありません。

この岩の下には土の台座があり、地面との間に少し隙間が空いています。大人が屈んで入れるくらいのスペースですが、岩の下に座って写真を撮ることもできます。

「たぶん」崩れてくることはないのでご安心ください。

 

ラクダ、3人の修道女、大きな窓

モニュメントバレーのキャメルビュート

前回も「レフト・ミトン(手袋)」や「ライト・ミトン」と名付けられたビュートが出てきましたが、ナバホ族の方はビュートを色々なものに例えて名前をつけていたようです。

こちらの写真は何に見えますか?このビュートは「キャメル・ビュート」、つまりラクダです。言われてみると、左が頭で真ん中と右にコブがあるラクダが座っているように見えなくもないです。

 

モニュメントバレーのミッチェル・メサ

モニュメントバレーには、この他にもたくさん面白い名前がついたビュートがたくさんあるので、何の形か想像しながら景色を眺めるのが楽しいです。

続いては、モニュメントバレーで一番大きな「ミッチェル・メサ」。高さは400mにもなるそうです。こちらにも特徴的な名前がついた岩があります。

メサの左にある3つの岩ですが、何かに見えますか?もう少し近づいてみましょう。

 

モニュメントバレーのスリー・シスターズ

この角度だとそれっぽく見えるかもしれません。こちらは「スリー・シスターズ」と呼ばれるもので、3人の修道女が並んでいる姿に例えられます。

特に一番左側の岩は修道服に身を包んだ女性が胸の前で手を組んでお祈りしているように見えます。

 

モニュメントバレーのノース・ウィンドウ

さらに絶景ポイントは続きます。こちらは「ノース・ウィンドウ (北の窓)」と呼ばれるポイントです。

2つのビュートの間がぽっかり空いていて、窓のようにそこから奥の景色が見えることからこう呼ばれます。

ちょうど一羽の鳥がノース・ウィンドウの間を飛んでいる瞬間でした。見る角度によって「窓」の向こうには色々な景色が見えるのもノース・ウィンドウの魅力です。

 

いよいよモニュメントバレーのツアーも終わりに近づいてきました。この場所でなければ到底見ることができない、スケールの大きな景色に感動しっぱなしで、あっという間でした。

最初は曇っていた空も徐々に雲が少なくなり、最後は青空の間に飛行機雲も見えるほどでした。

 

モニュメントバレー

最後に再び「レフト・ミトン」「ライト・ミトン」「メリック・ビュート」の組み合わせ。これこそモニュメント・バレーと言う景色です。

残念ながら夕焼けに照らされるモニュメント・バレー、とはなりませんでしたが、それでも十分すぎるほど圧巻の風景でした。

 

モニュメントバレーはラスベガスから約650kmの場所にあります。車では約6時間半の道のり。日帰りは難しいので、1泊以上で訪れることをオススメします。

 

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次回はモニュメント・バレーが見えるホテルのご紹介です!