今回からはフランスの旅行記が始まります!第1回は、クリスマスが近づく12月のシャンゼリゼ通りのクリスマスマーケット。
シャンゼリゼ通りは、フランスのパリにある大通りです。高級ブランドショップが並ぶショッピングストリートで、ニューヨークの5th Avenueと並んで世界で最も有名な通りではないでしょうか?
冬にはイルミネーションも行われるので、普段以上に華やかな雰囲気になるんです!
パリでフランスの妹と合流
フランスは以前から大好きな国のひとつで、個人的にとても思い入れの強い国です。
一時期フランス語も勉強していました (フランス語検定2級まで取りましたが、最近はドイツ語の勉強にシフト気味…)。
パリではイギリスに留学していた時に同じシェアハウスに住んでいたフランス人の友人クロエが街を案内してくれました。
僕より4つ年下のクロエは、イギリスにいた頃から妹のような存在で、彼女も「お兄ちゃん」と慕ってくれています。
留学から帰った後も定期的に連絡を取り合っており、フランスに行く機会があればぜひ会いたいと思っていました。
クリスマスマーケットはコンコルド広場からスタート
シャンゼリゼ通りのスタートはパリ8区にある「コンコルド広場」。地下鉄のコンコルド駅を出てすぐのところにあります。
コンコルド広場はセーヌ川沿いにある大きな広場で、フランス革命の際にはルイ16世やマリー・アントワネットが処刑された場所でもあります。
広場の中央には1836年にエジプトから贈られたオベリスク (石でできた四角錐の記念碑)があります。
シャンゼリゼ通りはこのコンコルド広場から、凱旋門のあるシャルル・ド・ゴール広場まで約3km続いています。
冬のシャンゼリゼ通りではクリスマスマーケット (Marché de Noel) が行われ、コンコルド広場からフランクラン・D・ローズヴェルト駅あたりまでの間にたくさんの可愛いマルシェ(お店)が並びます。
シャンゼリゼ通りに着いた時は、ようやく暗くなり始めた頃でしたが、クリスマスマーケットは既に多くのパリジャン&パリジェンヌで賑わっていました。
ヨーロッパのクリスマスマーケットは広場にお店が集まって開催されるようなパターンが多いですが、パリのクリスマスマーケットはシャンゼリゼ通り沿いにお店が並ぶ珍しい形式。
シャンゼリゼ通りのクリスマスマーケットは、ヨーロッパ随一と言われるストラスブールのクリスマスマーケットと並び、フランスでも有数の規模で、通りに並ぶマルシェは数百にものぼります。
クリスマス雑貨を売るお店も無数の種類があり、家に飾るデコレーションや、クリスマスツリーにつけるオーナメント、クリスマスカードなどを買いにたくさんの人がシャンゼリゼ通りに集まっていました。
クリスマス雑貨以外にも色々なお店があり、時にはクリスマスには全然関係ないような物 (フランス土産や映画のポスターなど) も売っていて、面白いです。
パリのクリスマスマーケットのサイン。「Les Villages de Noel Paris」は「パリ・クリスマス村」という意味。
ご存知の方も多いかもしれませんが、僕の「Noel (ノエル)」という名前はフランス語でクリスマスを意味します。
ヨーロッパ系の男性の名前で、女性の場合はスペルがNoelleになります。クリスマスに生まれたから「ノエル」。
夜になりイルミネーションが点灯
日が暮れるとシャンゼリゼ通りのイルミネーションに明かりが灯ります。
イルミネーションが点灯すると、シャンゼリゼ通りも一段とクリスマスらしい雰囲気に。クリスマスマーケットを訪れる人の数もさらに増え、活気が溢れます。
シャンゼリゼ通り沿いには、たくさんのマロニエという木が植えられています。毎年冬になると行われるマロニエの並木道のイルミネーションは、 クリスマスマーケットと同じく冬のパリの風物詩となっています。
初めてパリを訪れた時もイルミネーションの時期で、すごく感動したのを覚えています↑(この時は年明けだったので、クリスマスマーケットは終わっていましたが)。
今年はデモが続いているそうで、残念ながらちょっと物騒な雰囲気のようですね。
パリのシンボル、エッフェル塔のミニチュア版もありました。イルミネーションは毎年少しずつ変わるそうなので、何度訪れても楽しめますね。
体が冷えたら定番のホットワイン
シャンゼリゼ通り沿いからちょっと奥に入ったところには、食べ物や飲み物のお店が並ぶエリアがありました。
冬のパリはとても冷えるので、暖かい飲み物が体にしみ渡ります。ヨーロッパのクリスマスマーケットの定番はホットワイン。
フランス語では「vin chaud (ヴァン・ショー)」と言います。クリスマスマーケットに行ったら是非試してみてください!
>>参考記事:ミュンヘン空港クリスマスマーケット2019の見所と開催情報
シャンゼリゼ通り沿いのレストランもクリスマス仕様。なぜかサンタクロースは自由の女神のポーズ。
余談ですが、パリにも自由の女神があるのをご存知でしょうか?ニューヨークにある本家の自由の女神はアメリカの独立100周年を記念してフランスから送られました。
その返礼として、フランス革命100周年の1889年に、フランスに住むアメリカ人たちによって贈られた自由の女神像がパリのセーヌ川沿いに立っています。
華やかな世界一の高級ブランド街
シャンゼリゼ通りを西に進んでいくと、「これぞシャンゼリゼ通り!」という高級ブランドショップが並ぶエリアに着きます。
ルイ・ヴィトンの本店やカルティエなど、フランスを代表する有名ブランドのお店もあるので、記念に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
クリスマスマーケットにイルミネーション、高級ブランドショップのショーウィンドウ、雰囲気のあるレストランなど、ついつい見とれてしまいます。
ただ、この辺りはスリなどもいるので、人ごみの中では財布やバッグに十分注意してくださいね!
シャンゼリゼ通りの終着点、「凱旋門」のある「シャルル・ド・ゴール広場」にやってきました。凱旋門は言わずと知れたパリのシンボルのひとつですよね。
夜はライトアップされてとても綺麗です。凱旋門については、また別の記事で詳しくご紹介したいと思います!
>>参考記事:パリ『エトワール凱旋門』の歴史と見どころ、行列の回避方法
最後に12月のシャンゼリゼ通りの雰囲気をちょっとだけ動画でご覧ください↓
シャンゼリゼ通りを訪れるなら、クリスマスマーケットやイルミネーションが開催される11月後半から12月がおすすめです!