アメリカ

『セリグマン』カーズのモデルになったルート66の街

セリグマン カーズ

今回からはラスベガスから足を伸ばして、「グランドキャニオン」や「モニュメントバレー」といったアメリカの壮大な自然を味わえる「グランドサークル」と呼ばれるエリアへの1泊2日旅行の様子をお届けします!

第1回はグランドサークルへ向かう途中で立ち寄ったルート66にある『セリグマン』という街をご紹介します。

セリグマンは映画「カーズ」のモデルにもなった、古き良きアメリカを感じられる街でした。

日が昇る前にラスベガスを出発

ラスベガスからグランドサクールへは、オプショナルツアーに参加してバスで向かいました。レンタカーを借りて自分で運転するという選択肢もありますが、グランドサークルはめちゃくちゃ遠いです。

ラスベガスからグランドキャニオンまでは約470kmで5時間弱の道のり、モニュメントバレーまでは約700kmで約7時間もかかります。一人で運転するのはかなり大変だと思います。

ラスベガスを出発したのはまだ真っ暗な朝4時。ゴールデンウィークということもあり、大型バスはほぼ満席に近い状態でした。

いくつかのホテルでお客さんを拾った後、しばらく荒野を走ります。まだ月が見えていますが、少しずつ辺りが明るくなってきました。

 

ラスベガスを出発して1時間ほどするとようやく山の向こうから日が出てきました。空が黄金色に輝いてとても綺麗です。さらに1時間ほど走った後、パーキングエリアでひと休憩。

パーキングエリアと言っても、売店とサブウェイ、ガソリンスタンドがあるくらいですが、とりあえずそこで朝ごはんを食べました。

グランドサークルは時期によってはかなり暑くなりますし、結構歩くので水をたくさん買っておくことをお勧めします。

 

ルート66復活の地「セリグマン」に到着

ラスベガスを出て約3時間の所で立ち寄ったのが、今回ご紹介する『セリグマン』の街。

現在は廃線になってしまったルート66 (アメリカ国道66号線) を復活させた「ヒストリック・ルート66」にある有名な観光地です。

 

ルート66

ルート66はアメリカ西部のカリフォルニア州サンタモニカと、アメリカ東部のイリノイ州シカゴを結ぶ大陸横断道路でした。その全長は3,755km、日本列島よりも長い距離です。

ちなみにアメリカの国道の番号は、南北に走るルートが奇数で東から順番に数が大きくなり、東西に走るルートが偶数で北から順番に数字が振られているそうです。とっても分かりやすいですよね。

アメリカ西部と東部を結ぶ重要なルートとして1950年頃には毎日多くの車が行き交ったルート66でしたが、高速道路の整備により廃れていき、1985年には廃線となってしまいました。

 

古き良きアメリカの面影を残す町並み

ルート66の街「セリグマン」

しかし、ルート66沿いにある歴史的風景は、多くの人を惹き付け、現在もアメリカン・カルチャーの象徴になっています。

ルート66のマークが着いた服やグッズを一度は見たことがあるのではないでしょうか?

セリグマンはそんなルート66を観光地として甦らせた「ヒストリック・ルート66」の中心地で、当時の風景を思わせる街並みや、クラシックカーがたくさんあります。

 

ルート66の街「セリグマン」

街のあちこちでルート66に関する看板やウォールアート、旗やグッズを見かけることができます。こちらはルート66が通る州のナンバープレートですね。

アメリカは州によってナンバープレートの柄が異なるので、それぞれの州の特徴があって面白いです。

 

ヒストリック・ルート66はその歴史的な景観もあって、アメリカの広大な大地を車やバイクで旅する旅行者に人気のルートとなっています。

 

映画「カーズ」の世界

カーズのモデルになったセリグマン カーズのモデルになったセリグマン

セリグマンが有名になった背景の一つが映画「カーズ」。アメリカのレースでチャンピオンを狙うレースカーのマックイーンが主人公のピクサー映画です。町にはカーズのモデルカーも置かれています。

 

カーズのモデルになったセリグマン ルート66の街「セリグマン」

カーズはルート66沿いにある田舎町「ラジエーター・スプリングス」が舞台となっています。その町のモデルになったのがこのセリグマンでした。

実はカーズは元々「ルート66」というタイトルで制作が進められていたそうです。

 

ルート66復活の立役者エンジェルさんの理髪店

セリグマンにあるエンジェルさんの理髪店

ヒストリック・ルート66の復活には、ある人の多大な貢献がありました。それがこの方、エンジェル・デルガディーロさん。笑顔が素敵な現在91歳のおじいちゃんです。

セリグマンで理髪店を営んでいたエンジェルさんは、廃れてしまったルート66に活気を取り戻すため、尽力された方です。

 

セリグマンのお土産屋さん

彼の理髪店と今やメインになったギフトショップがセリグマンにあります。店内にはルート66に関するたくさんのグッズが売られています。

 

セリグマンにあるエンジェルさんの理髪店

ギフトショップの一角には、エンジェルさんの理髪店も残っています。

 

セリグマンにあるエンジェルさんの理髪店

こちらが店内。こちらでもエンジェルさんの等身大パネルが迎えてくれました。年季の入った椅子に、壁や窓にはステッカーや名刺がびっしりと貼られていました。

 

本物のエンジェルさんご来店!

そしてこの後、なんと本物のエンジェルさんがご来店!かなりご高齢なこともあって、今はお店にいる時間はあまりないそうなのですが、運良くお会いすることができました!

実物のエンジェルさんもパネルと同じく常に笑顔で、とても優しそうなおじいちゃんでした。

彼の情熱によって再び注目されることになったヒストリック・ルート66と、その復活の地「セリグマン」。ラスベガスからグランド・キャニオンへ向かう途中にあるので、ぜひ立ち寄ってみてください!

 

セリグマンを訪れるラスベガス発のツアーは<海外オプショナルツアーの「VELTRA」のホームページ>から検索できます。

 

次回はアメリカが誇る大渓谷「グランドキャニオン」を訪れます。

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