国際線の航空券は何日前が一番安い？１年間の価格推移を調査

海外旅行に行く際に、「いつ飛行機のチケットを予約したら一番お得なのか」疑問に思ったことはありませんか？

早い方が選択肢は多そうだけど、ギリギリまで待てば直前割引で安いチケットが手に入るかもしれない…

そんなことを考えている方のために、約１年にわたって実際に調査してみました！

この記事を読めば、旅行へ行く何ヶ月前に航空券を買えば一番安いのか、が分かります！

調査期間

国際線の航空券が発売開始になるのは、基本的にフライトの330日前です。つまり、旅行の約11ヶ月前が航空券の発売日になります。

今回は旅行日の11ヶ月前となる２月から直前の12月まで、ひと月ごとに航空券の値段を調査しました。

※都合により８月 (５ヶ月前) と10月 (３ヶ月前) は情報がありません。

今回の調査には、海外航空大手の「HIS」が運営する格安航空券予約サイト「Surprice (サプライス)」のホームページを利用しました。

調査条件

今回は、１年の中でも海外旅行へ行く人が多い年末年始を旅行期間と仮定してフライトの料金を比較しました。

ただし、いくら航空券が安くても、目的地へ着くまでに時間がかかり過ぎたりしては元も子もありません。実際に利用したい現実的なフライトを選ぶ必要がありますよね。

そこで、比較するフライトは下記の３つの条件で検索しています。

 

条件１：乗り継ぎ回数が１回以下であること

目的地へ行くのに２回も３回も乗り継ぎをしていると、それだけで旅行の時間が無駄になります。今回は、乗り継ぎ回数が１回以下のフライトに限定しました。

 

条件２：目的地への合理的なルートであること。

例えばニューヨークへ行くのにわざわざシンガポールを経由するなど、直線距離から大きく逸脱したルートを通らないフライトに限定しました。

 

条件３：乗り継ぎ時間が1.5〜4時間であること。

乗り継ぎ時間が短すぎて乗り継ぎが間に合わなかったり、反対に乗り継ぎ時間が長すぎて旅行の時間を無駄にしないように、適度な乗り継ぎ時間のフライトに限定しました。

 

ニューヨーク（アメリカ）

まずは、アメリカのニューヨーク。自由の女神やセントラルパーク、ブロードウェイなど一度は行ってみた都市のひとつではないでしょうか？

それでは、ニューヨーク行き航空券の推移を見ていきましょう！

 

ニューヨーク行きの航空券が最も安くなったのは５月 (8ヶ月前)。デルタ航空を利用した乗り継ぎ１回のフライトで134,580円でした。

２番目に安かったのは２月 (11ヶ月前)。こちらはアメリカン航空を利用した直航便で、155,580円。直行便としてはこちらが最安値でした。

一方、最も高かったのは11月 (2ヶ月前)。デルタ航空を利用した乗り継ぎ１回のフライトで266,090円でした。最も安い５月と条件が同じにも関わらず、その価格は約２倍です。

１年を通して見ると、旅行の時期が近づくにつれて徐々に値段が高くなる傾向にあるようです。

>>ニューヨーク行きの格安航空券はこちら (外部サイト)

 

ロンドン（イギリス）

続いてはイギリスのロンドン。歴史と近未来が融合した大都市で、ビッグベンやタワーブリッジなど、イギリスを代表する観光地が詰まっています。

ロンドン行き航空券の値段の推移はこちらです。

 

最安値となったのは４月 (9ヶ月前) で、ロシアのアエロフロート航空を利用する乗り継ぎ１回の便が127,460円でした。

２番目に安かったのは２月 (11ヶ月前)。同じくアエロフロート航空の乗り継ぎ１回の便は130,470円となりました。

最も値段が高かったのは、11月 (2ヶ月前)。香港を経由するキャセイパシフィック航空の便で、265,550円でした。最安値の４月と比較すると倍以上の値段です。

>>ロンドン行きの格安航空券はこちら (外部サイト)

 

ホノルル（ハワイ）

次の目的地はハワイのホノルルです。１年を通して温暖な気候で、マリンスポーツやビーチでのアクティビティを体験することができます。

年末年始の旅行先として人気の高いハワイ行き航空券の価格推移がこちら。

 

最も安かったのは２月 (11ヶ月前)。大韓航空を利用する乗り継ぎ１回の便で、199,640円。

北米やヨーロッパに比べて飛行距離は短いものの、今回調査した中では最も高額でした。さすが年末年始の旅行先として不動の人気を誇るハワイです。

２番目に安かったのは３月 (10ヶ月前) で、同じく大韓航空の乗り継ぎ１回の便が206,150円となりました。

最も航空券が高かったのは６月 (7ヶ月前)。デルタ航空を利用した直航便が376,350円でした。普段ならビジネスクラスに乗れてしまいそなほどの高値です！

>>ホノルル行きの格安航空券はこちら (外部サイト)

 

香港

続いてはアジアで人気の香港です。ビクトリア・ハーバーの「100万ドルの夜景」や、美味しい中華料理などが手軽に味わえる日本人にも人気の旅行先です。

香港はヨーロッパや北米に比べてフライト時間も短く、チケットも安く購入することができます。

 

航空券が最も安かったのは２月 (11ヶ月前)。香港のLCCである香港エクスプレスを利用する直航便で、41,750円でした。

２番目の安値となったのは11月 (2ヶ月前)。こちらも同じく香港エクスプレスを利用する直航便で65,090円となりました。

最も高額になったのが、旅行の直前の12月 (1ヶ月前)。ANAの直航便で92,830円でした。

フライトの日が近づくに連れて徐々に値段が上がりましたが、11月に２番目の最安値が出るというちょっと意外な結果になりました。

>>香港行きの格安航空券はこちら (外部サイト)

 

ソウル（韓国）

続いてもアジアの人気観光地である韓国のソウルです。日本から最も近い国のひとつで、国内旅行と同じような感覚で行けるのがポイントですね。

韓国行きの航空券は他とは少し変わった推移となりました。

 

韓国行きの航空券の最安値は２月 (11ヶ月前) から９月 (４ヶ月前) までの間ほとんど変わらず、42,000円〜45,000円程度で推移しました。

航空会社はJAL (２月、４〜６月)、ANA (３月)、イースター航空 (７月)、チェジュ航空 (９月)と様々ですが、いずれも直航便です。

９月まで安定した推移を見せましたが、11月〜12月は急に価格が跳ね上がり、最高値となったのは12月 (１ヶ月前)。大韓航空の直航便で148,850円となりました。

>>ソウル行きの格安航空券はこちら (外部サイト)

 

シドニー（オーストラリア）

最後にオーストラリアのシドニーです。世界遺産にも登録されているオペラハウスや、ハーバーブリッジなどオーストラリアを代表する風景が楽しめます。

シドニー行き航空券の価格の推移はこちらです。

 

シドニー行きの航空券も緩やかな右肩上がりの推移となりましたが、最安値となったのは７月 (６ヶ月前)。中国国際航空を利用する乗り継ぎ１回の便が158,740円でした。

２番目の安値は２月 (11ヶ月前)。シンガポール航空を利用する乗り継ぎ１回の便で、167,800円。

最も価格が高くなったのが12月 (１ヶ月前)。ベトナム航空を利用する乗り継ぎ１回の便が212,240円でした。

>>シドニー行きの格安航空券はこちら (外部サイト)

 

調査結果詳細

今回の調査結果の詳細です。価格、航空会社、乗り継ぎ回数を含めて記載しておきますので、興味のある方は参考にしてください。

※青：最安値、紺：２番目の安値、赤：最高値

 

まとめ

最後に、調査結果のまとめです。

調査した６つの路線のうち、航空券が発売開始になる11ヶ月前に２路線が最安値、３路線が２番目の安値となりました。

一方、旅行の１ヶ月前と２ヶ月前にそれぞれ３路線と２路線が最高値となりました。

つまり、航空券は出来るだけ早く購入した方がお得ということが、はっきりと分かりましたね。反対に、直前割引を狙うのは非常にリスクが高いことも分かります。

これから国際線の航空券の購入を検討しているあなた！今すぐ予約するのが一番お得ですよ！