今回は、パリの空の玄関口『シャルル・ド・ゴール空港』をご紹介します。
フランスへ行く時はもちろん、フランスを経由してヨーロッパや北アフリカへ行く際に利用する人も多いヨーロッパ有数の巨大空港です。
この記事では、そんなシャルル・ド・ゴール空港の免税店やレストラン、おすすめのお土産などをご紹介します。これで乗り継ぎ時間も楽しめます!
シャルル・ド・ゴール空港について
「パリ=シャルル・ド・ゴール空港」(Aéroport de Paris-Charles-de-Gaulle) は1974年に開港したフランスのパリにある空港で、前回ご紹介したエールフランス航空のハブ空港です。
2018年には年間7200万人以上の乗客が利用し、ロンドンのヒースロー空港に継いでヨーロッパで2番目の利用客数を誇る巨大空港です。
32㎢もの広大な敷地に4本の滑走路と3つのターミナルを持ちます。
シャルル・ド・ゴール空港の名前はフランスの元大統領シャルル・ド・ゴールにちなんで名付けられました。空港コードを用いて「CDG」と呼ばれることもあります。
ちなみに、パリにはシャルル・ド・ゴール空港の他にも、複数の空港があります。
中でもオルリー空港はヨーロッパ域内や中東、アフリカへの便などが就航しており、シャルル・ド・ゴール空港と並ぶパリの玄関口です。
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シャルル・ド・ゴール空港のターミナル
シャルル・ド・ゴール空港には、大きく分けて3つのターミナルがあります。
と言ってもターミナル2は7つのサブターミナルから構成されており、実質は9つのターミナルがあるようなイメージです。
ターミナル1
ANAやルフトハンザなどのスターアライアンス加盟航空会社などが発着するのがターミナル1です。
円柱形のターミナルとなっており、4階の出発ターミナルには54のゲートがあります。
ターミナル2
シャルル・ド・ゴール空港のターミナル2は2A〜2Gの7つのサブターミナルで構成されています。
2A〜2Dと2Gはヨーロッパ域内路線が中心で、2Eと2Fは長距離路線の離発着が中心です。
ターミナル2にはエールフランスや、その他のスカイチーム加盟航空会社などが発着します。
ターミナル3
ターミナル3はターミナル1から1kmほど離れた場所にあるターミナルで、格安航空会社やチャーター便が発着します。
日本から旅行される方は、あまり利用頻度は高くないと思います。
シャルル・ド・ゴール空港の免税店など
ここからはターミナル2EのゲートKを例に、シャルル・ド・ゴール空港の免税店やレストランをご紹介します。
ターミナル2Eには、エールフランスの東京便や大阪便が発着しており、日本から旅行される方も利用する機会が多いかと思います。
ターミナル2EはK, L, Mという3つのゲート群に分かれており、それぞれ建物も分かれているので、ゲート群の間は空港内を走るシャトルトレインで行き来します。
※他のターミナル/ゲートも免税店などはだいたい同じなので、ターミナル2EのゲートK以外を利用する方も参考にしていただけます。
お土産を買うならこの免税店
シャルル・ド・ゴール空港でお土産を買うなら「BuY Paris Duty Free」という免税店がおすすめです。
「BuY Paris Duty Free」はシャルル・ド・ゴール空港の各ターミナルに複数ある免税店で、お菓子やパリグッズ、お酒やタバコなど定番のお土産が豊富に揃っています。
お土産選びに迷ったら、まずはこのお店で探してみましょう!
高級ブランドショップ
手荷物検査を通った先には、カルティエやシャネル、エルメス、ディオール、ルイ・ヴィトンなど、フランスの高級ブランドショップが並びます。
他にもティファニー、グッチ、ブルガリ、ボッテガ・ヴェネタ、フェンディなど、誰でも知っている有名ブランドがたくさん。
化粧品を買いたい場合も、サン・ローランやランコムといったフランスのブランドをはじめ、世界の有名ブランドが揃っています。
カフェ&レストラン
フライトまで時間がある場合は、ちょっとコーヒーを飲んだり、ご飯を食べたくなりますよね。
シャルル・ド・ゴール空港のターミナル2Eにはカフェやレストランも充実しています。
免税店が並ぶエリアの真ん中にカウンター形式の回転寿司屋さんもありました。
この「Yo! Sushi」はイギリスに本店があるヨーロッパでは有名な日本食のチェーン店です。
こちらの「キャビア・ハウス・アンド・プルニエ」は、1870年代にアルフレッド・プルニエ氏がパリに開いたレストラン「プルニエ」の味を気軽に楽しめるシーフード・バーです。
なんだか食べてみたいものが多くて悩んでしまいますね。
ゲーム・コーナー
シャルル・ド・ゴール空港のターミナルにはいろいろなゲーム機が置かれているゲーム・コーナーがあります。
子供向けの簡単なものからPlayStation4の最新サッカーゲームまで、大人も子供も楽しめる空間になっています。
ゲーム・コーナー以外にも子供が遊べるキッズスペースがあって、子供を連れて旅行する方には嬉しいですね。
お土産におすすめのお菓子
美味しいスイーツや有名なお店が多いフランスなので、シャルル・ド・ゴール空港の免税店にもお土産に持ってこいのお菓子がたくさんあります。
これまで僕がシャルル・ド・ゴール空港で購入したオススメのお土産を紹介します。
まずは、フランス土産の定番マカロンの超人気店「ラデュレ (Ladurée)」。
パリに本店を持つ1862年創業の老舗店ですが、シャルル・ド・ゴール空港にも店舗があります。帰国前にお土産に迷ったら、まずはここでしょう!
味はもちろん、そのカラフルな見た目も魅力的です。好きな種類を選んで買うこともできますし、店員さんにお任せで選んでもらうこともできます。
特に女性へのお土産として喜ばれるでしょう!
2つめは「モンテリマール・ヌガー」。「ヌガー」はフランスで大人気のお菓子で、アーモンドやドライフルーツなどを砂糖と水飴で固めたものです。フランスでは本当によく見ます。
特にモンテリマールという地域で作られたものが人気で、ハチミツ入りの甘い味が特徴です。
シャルル・ド・ゴール空港にもたくさんの種類のヌガーが売られていましたが、僕が購入したのは「Arnaud Soubeyran」というお店のモンテリマール・ヌガーです。
続いては日本でも人気の「フォーション」(Fauchon) の紅茶やジャム、クッキーなど。
フォーションはパリで大人気のカフェですが、お茶やお菓子など幅広い商品はお土産としても人気です。
日本にも店舗があるのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
3つめはパリの有名レストラン「マキシム・ド・パリ」(Maxim’s de Paris) のチョコレート。マキシムは1893年に創業した老舗レストランですが、チョコレートも人気。
チョコレートの詰め合わせや、薄焼きクレープをチョコでコーティングしたお菓子がシャルル・ド・ゴール空港でも購入できます。
最後は、以前の記事※でも紹介したモンブラン発祥のスイーツ店「アンジェリーナ」(Angelina) のチョコレートや焼き菓子。パッケージも女の子受けしそうなオシャレなデザインです。
空港の免税店でこれを持って並んでいたら、後ろに並んでいた人に「いいチョイスだね!」と話しかけられました。
パリの人にも愛されるアンジェリーナのスイーツをお土産にいかがでしょうか?
※参考記事:これがパリジェンヌの食生活?ワイン、フォアグラ、モンブラン…
「HIS地球旅広場」ならフランスのお土産を日本で注文出来て、日本に届けてくれます。
お土産選びで観光の時間が削られたり、スーツケースがお土産でいっぱいになる心配もありません!
シャルル・ド・ゴール空港のWi-Fi
シャルル・ド・ゴール空港では、無料でWi-Fiを利用することができます。まずは、「WIFI AIRPORT」のネットワークに接続します。
通常の使用では「FREE WI-FI (無料WI-FI)」を選択します。
最初に利用する際は敬称、名前、メールアドレス、国、年齢を入力します。敬称は「M.」が男性、「Mme」が女性です。2回目以降は、これらの入力は不要になります。
「I agree to the Terms and Conditions (利用規約に同意します)」にチェックを入れます。
もう一つの「i would like to receive sales offers from the ADP Group and its partners(グループADPおよびそのパートナー企業からのお買い物情報の配信を希望します)」はチェックを外しておいた方が良いでしょう。
これで接続は完了です。時間切れでサインアウトした場合は、再度ログインすれば大丈夫です。
シャルル・ド・ゴール空港へのアクセス
シャルル・ド・ゴール空港は、パリの市街から北北東に約25km離れた「ロワシー (Roissy)」という場所にあります。
ここではパリ市内から空港へ行く3つの方法を順にご紹介します。
電車
ターミナル2まではRER B線の「アエロポール・シャルル・ド・ゴール2 TGV駅」で約30分。料金は10ユーロです。
ターミナル1までは同じくRER B線の「アエロポール・シャルル・ド・ゴール1」で下車し、CDGVALという空港内無料シャトルトレインに乗ります。
バス
パリ市街からシャルル・ド・ゴール空港へのバスは2種類あります。おすすめは「ロワシー・バス (Roissy Bus)」。オペラ座の横にあるバス停から、ターミナル1、ターミナル2、ターミナル3の順に到着します。
朝6時から夜11時まで15分〜20分おきに運行しており、オペラ座から約40分で空港に到着します。
ただし、最初のターミナル1から最後のターミナル3までは15分ほどかかるので、ターミナル3を利用する方は60分くらいとお考えください。
料金は11.5ユーロで、バス乗り場の横にある自動販売機か、バスの車内で購入します。事前の予約は必要ありません。
もうひとつは「ル・ビュス・ディレクト (Le Bus Direct)」。エッフェル塔からトロカデロ駅、シャルル・ド・ゴール広場(凱旋門)、ポルト・マイヨ駅を経由する2系統、モンパルナス駅からリヨン駅を経由する4系統が便利です。
約30分間隔で運行しており、所要時間は約60分。料金は17ユーロです。
タクシー
タクシーの場合はパリ市内から約40分でシャルル・ド・ゴール空港に到着します。
ただし、乗車場所や時間帯によっては1時間以上かかる場合もあります。料金は50ユーロ前後。
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次回はシャルル・ド・ゴール空港にあるエールフランスのビジネスラウンジをご紹介します!