フライト

『エティハド航空』搭乗記。アブダビ経由でヨーロッパへ!

エティハド航空の機体

これまでギリシャの旅行記をお伝えしましたが、今回はギリシャまでのフライトに利用した『エティハド航空』についてご紹介したいと思います。

現在、日本からギリシャへの直行便は無く、中東やヨーロッパ (ドイツやロシアなど) を経由するのが最も効率的と言えます。

エティハド航空について

『エティハド航空』はUAE (アラブ首長国連邦) のアブダビを本拠地とする航空会社です。

同じくUAEのドバイを本拠地とするエミレーツ航空、カタールのカタール航空と共に中東の航空業界を牽引する存在です。

ハブ空港であるアブダビ国際空港を中心に世界各国に路線を展開しており、日本でも成田空港と中部国際空港に就航しています。

 

エティハド航空の評判

エティハド航空の搭乗記を書く前に、その評判について調べてみました。

単独では分かりにくいので、日本のANA(全日空)、そしてエティハドと同じく中東のカタール航空と比較してみます。※2018年1月時点

エティハド航空 ANA(全日空) カタール航空
H.I.S. 3.4 / 5点 3.7 / 5点 3.6 / 5点
トリップアドバイザー 3.5 / 5点 4.5 / 5点 4.0 / 5点
Fly Team 4.2 / 5点 4.0 / 5点 4.1 / 5点

ANAもカタール航空もかなり評価の高い航空会社なのですが、H.I.Sではやや劣る程度。

トリップアドバイザーでは少し差をつけられているものの、Fly Teamでの評価はなんと両者を上回っています!

これを見る限り、エティハド航空の評判はなかなか良いようです。

 

エティハド航空の定時運行率

エティハド航空の2017年のエティハド航空の定時運航率は82.0%

ANAの83.81%や、カタール航空の82.95%に引けを取らない優秀な数字です。なお、ドイツのルフトハンザ航空は76.9、中国国際航空は60.14%となっています。

 

エティハド航空の機体・機内

エティハド航空の機体

エティハド航空の機体は砂漠を連想させる色使いと、尾翼の幾何学模様がかっこいいです。

以前はUAEの国旗の色である赤・緑・白・黒の模様とUAEの国章である鷲がデザインされていました。新しいデザインの方が断然クールです。

 

エティハド航空の機内

エティハドの機内はベージュっぽいカラーで統一されており、品があります。エコノミーなので設備はまぁ、普通です。動画や音楽の数も平均的でしょうか。

 

エティハド航空の珍しい特徴

今回、中東系の航空会社は初めて利用しましたが、イスラム圏の国の航空会社らしい珍しい特徴がありました。

出発前にはお決まりの非常時に備えた案内…と、それに続いて何やら呪文のような言葉。

イスラム教の教典であるコーランの一節で旅の安全を祈願する内容らしいです。イスラム圏の国の航空会社ならではですね。

 

席の前方にあるモニターで行き先までの地図を確認していると、定期的にメッカの方角と距離が表示されます。

※サウジアラビアにあるイスラム教の聖地

イスラム教の人は1日に5回メッカに向かってお祈りをするので、飛行機に乗っている間でもその方角を知る必要があるんですね。

 

アブダビに着く前に機内でアナウンスがあったのですが、当時 (6月中旬) 、イスラム教ではラマダーン(断食)の期間で、夜明けから日没までの間は食事が取れないとのこと。

イスラム教徒ではない観光客も、公共の場での食事は控えるように言われました。

しかし、空港に着いてみると、特定の場所では食事が認められており、そこで食べ物も売っていました。ラマダーンの時期は毎年変わります。

僕は乗り継ぎだけでしたが、今後イスラム圏の国へ旅行を計画されている方は、イスラム教の年中行事についても事前に調べておくと良いと思います

 

エティハド航空の個人的評価

★★★★★★★☆☆☆☆ 6/10

機体やサービスなど、どれをとっても及第点以上と言えるでしょう。しかし、何かずば抜けて良い点があるわけでもない印象です。

エアバスA380のファーストクラスなどは素晴らしい設備らしいですが、エコノミークラスでは、それほど恩恵はありません。

路線的には、ヨーロッパやアフリカへの乗り継ぎ便が多く、便利だと思います。

 

エティハド航空のお得なチケットはエイチ・アイ・エスが運営する格安航空券予約サイト<「Surprice (サプライス)」のホームページ>で検索できます!


次回はエティハド航空と同じUAEの航空会社「エミレーツ航空」の搭乗記をお伝えします。