今回は九龍島を離れ、香港島の『セントラル』というエリアをご紹介します。
香港は主に九龍島と香港島の2つの島で構成されています。九龍島がナイトマーケットなどのあるどちらかというと庶民的な場所なのに対して香港島は近代的で西洋文化の面影が残る場所です。
セントラルはヨーロッパのような雰囲気を持つオシャレな坂道が多いエリア。映画のロケにも使われることもあり、観光客にも人気です。
国際的な雰囲気の香港島
香港島の繁華街である『セントラル (中環)』 の周辺には高層ビルが並び、有名ブランドのお店が多くあります。外資系の企業も多いようで、様々な人種の会社員の方を見かけました。
香港島は全体的に西洋人の方が多く、街でも英語が通じる場所が多いです。反対に九龍島はあまり英語が通じません。もちろん人によりますが。
九龍島から香港島へはMTR (地下鉄) で簡単に行くことができます。また、尖沙咀 (チムサーチョイ) からはフェリーも出ています。
映画にも登場する「ポッティンジャー・ストリート」
セントラル駅を出て、お店が並ぶ賑やかな通りを西に進むと、脇に階段が続く坂道があります。ここが「ポッティンジャー・ストリート」。映画のロケなどにも度々使われる場所です。
通りに入ったあたりは香港らしい赤い提灯と道沿いに露店が並ぶエリアがあります。提灯の伝統的な雰囲気と高層ビルが不思議なバランスで溶け合っていました。
提灯には「中秋佳節」と書いてありますね。後で調べると10月初めにあった秋の節句ということですが、この時すでに11月。出しっぱなし?まぁ、綺麗なので良しとしましょう。
坂道沿いにしばらくお店が続きます。色々な種類のお店があって楽しいです。
11月にはクリスマス用の飾りなども多く売られていました。
暖かい香港でもクリスマスの雰囲気を感じられるのはいいですね。
おしゃれな坂道が多いセントラル
さらにポッティンジャー・ストリートをさらに登っていくと、おしゃれな雰囲気の坂道が続きます。道沿いには西欧風のカフェなどが並び、石畳がヨーロッパのような雰囲気です。
でもなぜか階段の手すりにはカラフルな毛糸のキャラクターがいっぱい (ナイトメア・ビフォア・クリスマスのジャック?)。
これはこれで可愛いですけどね。子供には大人気でした。
そしてまだまだ坂道が続きます。このあたりは本当に坂道が多く、歩いていると汗をかくくらいでした。この日は天気も良かったので、半袖の方も多いですね。
坂道を登った場所から西へ進むと、「ハリウッドロード」という通りに出ます。ここは香港島に古くからある通りで雰囲気のある骨董品店などがあります。
ハリウッドロードの先には「文武廟」という有名なお寺があります (文武廟については、次回詳しくご紹介したいと思います)。
骨董品店が並ぶ「キャット・ストリート」
文武廟のあたりからMTRの上環駅へ向かう途中には「キャット・ストリート」という通りがあります。
キャット・ストリートと言っても、猫がたくさんいるわけではありません。アンティークショップや香港らしい小物を扱うお店が並ぶ通りです。
ただ、アンティークはどこまで本物か良く分からないので、注意して下さいね。
小さい飾りから、大きい置物までたくさんのものが売っています。
この辺りも坂道が多く、路地に入ると高層マンションに挟まれた階段が迷路のように続きます。どこへ出るか分からない感じが冒険心をくすぐります。
香港名物2階建てトラム
坂道を下り、上環駅のあたりの通りには2階建てのトラムが走っています。スタバで休憩しながらの1枚。何しろ暑かったので、街歩きをするにもこまめな水分補給が必要です。
こちらもクリスマス仕様ですね。なお、香港の街中にはトイレが多くないのでカフェに入った際に済ませておきましょう!
次回はセントラルにあるパワースポット「文武廟」をご紹介します。
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