オーストリア

『ウィーン』に行くならシェーンブルン宮殿は必見!

シェーンブルン宮殿の庭園

学生時代にバックパックを背負って旅したヨーロッパ鉄道旅行も中盤に入ります。次なる都市はオーストリアの『ウィーン』です!

オーストリアの首都であるウィーンは、モーツァルトやベートーヴェン、シューベルトなどクラシックの偉大な作曲家たちが活躍した街で、「音楽の街」とも呼ばれます。

この記事では、ウィーンにある世界遺産「シェーンブルン宮殿」を中心に、僕が訪れたウィーンの見どころをハイライトでご紹介します!

世界遺産「シェーンブルン宮殿」

「シェーンブルン宮殿」はスイスやオーストリア、ハンガリーなどで強大な勢力を持っていたハプスブルグ家が離宮として使用していた宮殿です。

宮殿と庭園は1996年に世界遺産にも登録されています。

シェーンブルン宮殿の歴史

シェーンブルン宮殿は18世紀にマリア・テレジアの下で完成した宮殿です。

マリア・テレジアの娘で後にフランス国王ルイ16世の王妃となるマリー・アントワネットが15歳の頃まで暮らしていた場所としても知られています。

また、モーツァルトが6歳の時にシェーンブルン宮殿を訪れた歳、転んでしまったモーツァルトの手を取ったマリー・アントワネットに対して求婚したという逸話も残っています。

 

シェーンブルン宮殿はフランスのヴェルサイユ宮殿に対抗して作られたと言われ、幅175m、奥行き55mのバロック様式の建物に1441もの部屋がある巨大な宮殿です。

シェーンブルン宮殿の外観は、マリア・テレジアが好んだ「テレジア・イエロー」という黄色がかった色に塗られています。

当初、外壁に金を塗る計画もあったのですが、財政難を考慮して黄色にしたという説もあります。

内装はベルサイユ宮殿の離宮であるプチ・トリアノンにも見られるロココ様式と呼ばれる繊細なスタイルの装飾がなされています。

>>参考記事1:『ヴェルサイユ宮殿』の歴史と宮殿内部の見どころ

>>参考記事2:『ヴェルサイユ宮殿』の庭園と2つのトリアノン

 

シェーンブルン宮殿の庭園

シェーンブルン宮殿は建物も美しいですが、僕がさらに気に入ったのはその広大な庭園です。その広さは1.7㎢もあります。

宮殿の前には芝生や花が植えられた場所が左右に規則的に並んでいます。

 

宮殿と向かい合うように少し小高い場所に立っているが「グロリエッテ」と呼ばれる長さ100mの回廊。戦争での勝利と戦没者の慰霊のために作られた記念碑です。

前にある池には逆さまに映ったグロリエッテの姿を見ることができます。

 

宮殿とグロリエッテの間にある「ネプチューンの噴水」は、ローマ神話に登場するネプチューン (ギリシャ神話でいうポセイドン) と、トロイへ旅立つ息子アキレスを見守る母テティスなどが表現されています。

 

「ローマの廃墟」はローマ時代の廃墟を再現した造形物で、石造りの壁とアーチに囲まれた池から成ります。

水の流れはチェコの旅行記でご紹介したヴルタヴァ川 (ドイツ語ではモルダウ川) とエルベ川が交わる姿を表現しています。

 

この他にもシェーンブルン宮殿の庭園にはたくさんの美しい光景が散りばめられているので、じっくり時間をかけて見て回りたいところです。

 

シェーンブルン宮殿の基本情報・行き方

■シェーンブルン宮殿 (Schoenbrunn Palace)
営業時間4月1日〜6月30日8:00〜17:30
7月1日〜8月31日8:30〜18:30
9月1日〜10月31日8:00〜17:30
11月1日〜3月31日8:00〜17:00
入場料庭園のみ無料
オーディオガイド付き
ツアー
グランドツアー(44部屋):20ユーロ
インペリアルツアー(22部屋):16ユーロ
HPhttps://www.schoenbrunn.at/en/

シェーンブルン宮殿はウィーンの郊外にあり、ウィーンの中心地からは約20分ほどの場所にあります。

地下鉄U4、トラム10番または60番、バス10Aが便利で、いずれもシェーンブルン駅で降りてすぐです。

 

ウィーンのその他の見どころ

ここからはシェーンブルン宮殿以外のウィーンの見どころを紹介していきます!音楽の都ウィーンの美しい街と観光スポットをハイライトでご覧ください。

ウィーン市庁舎

ウィーンのシンボル的な建物でもある「ウィーン市庁舎」は、19世紀に建てられた歴史ある建物です。

外観はゴシック・リバイヴァル様式で、中でも高さ105mもある中央の塔は市庁舎前の広場を見下ろすようにそびえ立っています。

市庁前広場では様々なイベントが催されることも多く、冬にはクリスマスマーケットが開催されます。

僕が訪れた日も音楽イベントが実施される日で、多くの人で賑わっていました。

 

シュテファン大聖堂とヴォティーフ教会

ウィーン市内にはたくさんの教会がありますが、その中でも一際大きな規模を誇るのが「シュテファン大聖堂」と「ヴォティーフ教会」です。

 

「シュテファン大聖堂」はウィーンで最も大きな大聖堂で、塔の高さは136.7m。これはドイツのウルム大聖堂(161m)、ケルン大聖堂(157m)に次いで世界第3位の大きさです。

1160年に完成したシュテファン大聖堂は、ロマネスク様式を基本として作られましたが、外観はゴシック様式となっています。

シュテファン大聖堂にはハプスブルク家の歴代君主が眠っているほか、モーツァルトの結婚式と葬儀が行われた場所としても知られています。

 

もう一つの「ヴォティーフ教会」もシュテファン大聖堂と同じく非常に大きな教会です。シュテファン大聖堂に次いでウィーンで2番目の高さを誇り、2つの塔は高さが99mあります。

リングシュトラーゼと呼ばれる市内の環状道路沿いに建っており、ウィーン市内でも非常に目立つ存在となっています。

ヴォティーフ教会は、1879年に建てられたネオゴシック様式の教会で、色鮮やかなステンドグラスが観光客に人気です。

 

たくさんの施設が集まる王宮周辺

博物館や公園、図書館など、ウィーンの中でもたくさんの施設が集中しているのがホーフブルク王宮の周辺です。

シェーンブルン宮殿がハプスブルク家の離宮であったのに対し、ホーフブルク王宮は640年にわたってハプスブルク家が暮らしていた居城であり、政治の中心地でした。

そのホーフブルク王宮は複数の建物と庭園によって構成されています。

 

「新王宮 (ノイエブルク)」は1913年に完成した新しい王宮で、円弧状の美しい建物です。

ヘルデンプラッツという広場に向かって建っており、正面にはオーストリアの軍人「オイゲン公」の騎馬像があります。

現在、新王宮の一部は民族博物館になっています。また、世界で最も美しい図書館とも言われる「オーストリア国立図書館」とも隣接しています。

 

新王宮前のヘルデンプラッツの隣には、「フォルクスガルテン」という美しい公園があります。

芝生の広場や噴水があり、色鮮やかな花がたくさん植えられた公園で、多くの市民の憩いの場となっています。

ブルク門をくぐって新王宮の南へ行くと、「マリア・テレジア・プラッツ」という広場があります。

マリア・テレジア・プラッツの両脇には「ウィーン自然史博物館」と「美術史博物館」という2つの美術館が建っています。

さらに、マリア・テレジア・プラッツの南には「ミュージアム・クオーター」と呼ばれる美術館が集まる地区があります。

「近代美術館」をはじめ、ウィーン建築センターやレオポルト美術館など、この一角だけでもたくさんの施設があります。

この辺りをじっくり見て回ろうと思うと、それだけで数日かかってしまいそうですね。

ウィーンを観光する際には市内を巡回するトラムが便利です。街は割とコンパクトなので、歩いて主要な観光地を回ることも十分可能ですよ!

 

次回は一旦オーストリアを離れ、ハンガリーの首都「ブダペスト」を訪れます。オーストリアへはハンガリーの後に再び戻ってきますので、そちらもお楽しみに!

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