フランス西部のサン・マロ湾に浮かぶ世界遺産『モン・サン=ミッシェル』(Mont Saint-Michel)。
今回はモン・サン=ミッシェル名物のふわふわオムレツをご紹介します!あまり良い評判を聞きませんが、実際のところお味はどうなのでしょうか…!?
1番の有名店「ラ・メール・プラール」
島の入り口にある重厚な門をくぐってすぐの場所には「ラ・メール・プラール」(La Mère Poulard) という有名なレストランがあります。
1888年にアネット・プラール (プラールおばさん) がモン・サン=ミッシェルを訪れる巡礼者の為に開業した宿がレストランの始まりでした。
そこでプラールおばさんが提供を始めたのが、今やモン・サン=ミッシェルの名物になっているふわふわのオムレツです。
ふわふわオムレツを食べられるレストランは、モン・サン=ミッシェルにいくつかありますが、元祖の味を体験したい方はこちらへどうぞ!
「ラ・コンフィアンス」も人気
人と違うものを選びたがるひねくれ者の僕は、敢えてラ・メール・プラールではなく「ラ・コンフィアンス」(La Confiance) というレストランをチョイス。
「ラ・コンフィアンス」はモン・サン=ミッシェル島内の入り口から100mほどの場所にあります。
ラ・コンフィアンスはバーとしても利用されるので、お酒の種類も豊富。
店員さんがとてもフレンドリーで優しかったです。
ふわふわオムレツのお味は…
まずは「シードル」(リンゴのお酒) を注文。
モン・サン=ミッシェルに来る途中で立ち寄った「ブブロン村」でも作られているノルマンディー地方の名物です。
イギリスに留学した時によく飲んでいたペアサイダー(洋梨のお酒)を思い出します。
参考記事:『ブブロン村』フランスで最も美しい街
前菜のパテ。
そして、メインのふわふわオムレツです!
冒頭でも書いたように色々なところでレビューを見るとあまり良い評判を聞きませんが、実際食べてみると…うん、まぁ、何ともコメントしづらい。
全然マズくはないんです。ただ、味が薄いんです。つまり物足りない。これはどのレストランで食べても同じようですね。
元祖ふわふわオムレツのラ・メール・プラールを含め、モン・サン=ミッシェルのオムレツの特徴なようです。
しかし、食感はとても良いです。どうやって作っているのかは分かりませんが、是非教えて欲しいところです。
味付けを自分ですれば美味しいオムレツができそうな気がします。
日本でもこのオムレツが食べられる!
ちなみに、最初に紹介したモン・サン=ミッシェルのふわふわオムレツ発祥のお店「ラ・メール・プラール」は日本にもあるんです。場所は東京の有楽町。
まだ行ったことはありませんが、口コミによると、モン・サン=ミッシェルで食べられる「あの薄味」が忠実に再現されているそうです!
予備知識なしに普通のフレンチレストランだと思って行くと「味が薄くて物足りない…」となりそうですが、モン・サン=ミッシェルに行ったことがある人はその時のことを思い出すでしょうし、そういうものだと思って行けば「これが噂の味か!」と思っていただけるのではないでしょうか。
以前は横浜や名古屋にもあったそうですが、近年、相次いで閉店。やっぱり日本人にこの薄味は物足りなかったのでしょうか…。
興味のある方は、ぜひ「ラ・メール・プラール東京店」に足を運んでみてください!
同じカテゴリの記事:「フランス」のカテゴリ