今回からは、世界最大級の一枚岩「エアーズロック(ウルル)」を含む「ウルル・カタジュタ国立公園」の旅行記をお伝えします。
第1回は、エアーズロック観光の拠点となる『エアーズロックリゾート』をご紹介します。
ホテルやレストラン、スーパーマーケットなど、長期滞在でも快適なリゾートの楽しみ方をご紹介します!
エアーズロックリゾートについて
『エアーズロックリゾート』は、エアーズロック (ウルル) から約20kmの場所にあるエアーズロック観光の拠点です。
リゾート内にはホテルやレストランなどがあり、エアーズロックを訪れるほとんどの人が利用することになるでしょう。
エアーズロックリゾートはイマルング展望台という小高い丘を囲むようにホテルが並んでいます。
リゾート内は歩いて回れる広さですが、無料シャトルバスを利用することもできます。
シャトルバスは朝10:30〜夜12:30までの間運行しており、エアーズロックリゾート内の各ホテルに停車します (エアーズロックへは行きません)。
ホテル
エアーズロックリゾートには6つのホテルとキャンプ場があります。
エアーズロックリゾートにあるホテルは以下の6つ。
- セイルズ・イン・ザ・デザート
- デザート・ガーデンズ・ホテル
- エミュー・ウォーク・アパートメント
- ザ・ロスト・キャメル・ホテル
- アウトバック・パイオニア・ホテル
- アウトバック・パイオニア・ロッジ
※上の写真は「セイルズ・イン・ザ・デザート」
エアーズロックリゾートのホテルは街中のホテルに比べて料金が高めです。
セイルズ・イン・ザ・デザートが1泊475ドル〜 (約37,000円〜)、エミュー・ウォーク・アパートメントが1泊420ドル〜 (約32,500円〜)、アウトバック・パイオニア・ホテルが1泊300ドル〜 (約23,000円〜)。
ただし、これらは一番安い時期に2泊以上した場合の料金です。観光客の多い季節はもっと高くなります。
僕が8月にザ・ロスト・キャメル・ホテルに泊まった時は、1泊で460ドル (約35,000円) でした。
僕が宿泊した「ザ・ロスト・キャメル・ホテル」については、別の記事で詳しくご紹介しています。
お店
エアーズロックリゾートの中にはたくさんのお店があります。特に便利なのがスーパーマーケット。結構大きくて食材から日用品までたくさん揃っています。
多くのお店は、ザ・ロスト・キャメル・ホテルの近くにある「タウンスクエア」に集まっています。
何か買いたいものがあれば、とりあえずタウンスクエアへ行くと良いでしょう。タウンスクエアにあるお店は以下の通り。
- Tシャツショップ
- オージーコレクション (グッズ)
- エアーズロック・デザインズ (グッズ)
- スーパーマーケット
- ニュースエージェンシー (新聞・雑誌)
- ツアーインフォメーション
- ANZ銀行
- 郵便局
- 美容室
郵便局や美容室まであるなんてすごいですよね。ここでしばらく暮らせそうです。
レストラン
エアーズロックリゾートの中にはレストランやカフェ、バーなどが合わせて10店舗ほどあります。数日間滞在してもチョイスに困ることはないでしょう。
セイルズ・イン・ザ・デザート
- イルカリ・レストラン (Ikari Restaurant)
- ピラ・プール・バー (Pira Pool Bar)
- ウォルパ・ロビー・バー (Walpa Lobby Bar)
デザート・ガーデンズ・ホテル
- マンガータ・ビストロ&バー (Mangata Bistro & Bar)
- アーングリ・グリル&レストラン (Arnguli Grill & Restaurant)
アウトパック・パイオニア・ホテル
- バウハウス・レストラン (Bough House)
- アウトバック・パイオニア・バーベキュー (Outback Pioneer BBQ)
- アウトバック・パイオニア・ボトルショップ (Outback Pioneer Bottle Shop)
- アウトバック・パイオニア・キッチン (Outback Pioneer Kitchen)
タウンスクエア
- ゲッコーズ・カフェ (Geckos Cafe)
- クラタ・アカデミー・カフェ (Kulata Academy Cafe)
- エアーズ・ウォック・ヌードルバー (Ayers Wok Noodle Bar)
こちらはデザート・ガーデンズ・ホテルにある「アーングリ」というステーキレストラン。
上質なオーストラリアの食材を使った料理が楽しめます。店内は品があって落ち着いた雰囲気。
テーブルの上の小物はオーストラリアの先住民であるアボリジニの伝統的なアートの柄です。
僕が注文したビーフステーキ。肉質も味付けも上質。食べ応えがあってメチャクチャ美味しかったです。
とても人気のレストランなので、行きたい場合は事前に予約しておくことをオススメします。
自分で予約する自信がなければ、ホテルの人に頼みましょう。レストランの予約をお願いする英語のフレーズは過去の記事をご覧ください↓
展望台
エアーズロックリゾートの中心には「イマルング展望台」(Imalung Lookout) という展望台があります。
展望台と言ってもちょっと小高い丘くらいで、歩いて数分で登ることができます。
イマラング展望台の上からの景色です。エアーズロックリゾートの周りには高い建物は一切ないので、360度見わたすことができます。
ここからは約20km先のエアーズロックの姿も見ることができます。
肉眼だと少し遠いですが、カメラでアップにするとこんな感じ。数時間後にはあの近くに行けると思うと今からワクワクします。
様々なアクティビティ体験
エアーズロックリゾートでは様々なアクティビティ体験が用意されています。
下記はエアーズロックリゾートで参加できるアクティビティの一例です。
- カタジュタとウルルのサンセットツアー
- ウルル・サンライズツアー
- カタジュタ散策ツアー
- キングスキャニオンツアー
- フィールド・オブ・ライト (イルミネーション)
- 遊覧飛行ツアー
- ドットペインティング・ワークショップ
- 砂漠の爬虫類ツアー
- スカイダイビング
- ラクダツアー
- セグウェイツアー
- 星空ディナー
これらのアクティビティは、各ホテルのフロントまたはセイルズ・イン・ザ・デザートの中にある日本語サービスデスクで申し込むことができます。
海外オプショナルツアーの「VELTRA」で事前に申し込めるアクティビティーもありますので、チェックしてみてください。
>>海外オプショナルツアーの「VELTRA」
夜には星空と野生動物
エアーズロックリゾートは周囲に大きな街がありません。最も近い比較的大きな街であるアリススプリングス (人口約3万人) までは約450kmもあります。
その為、夜には綺麗な星空が見えます。エアーズロックリゾートの明かりがあるので、真っ暗というわけには行きませんが、星を鑑賞するにはかなり良い環境です。
先ほど紹介したイマルング展望台からは特に綺麗に見えました。
南半球でしか見ることができない星も見えるので、日本とは違った星空が広がっています。
エアーズロックリゾートは大自然の中にあるので、野生動物と遭遇することも多々あります。
レストランからホテルに戻ろうとすると、芝生の上で何やら動くものが…。目をこらすと可愛い野うさぎたちでした。
夜に活動する動物も多いので、ぜひ探してみてください。
エアーズロックある地域は昼と夜の気温差が激しく、昼間は暖かくても夜はかなり冷え込むこともあります。
特に秋〜冬 (5月〜9月頃) は、夜は暖かい格好をして出かけてください。
空港からリゾートへのアクセス
エアーズロックに最も近い空港は「エアーズロック空港」で、そこからエアーズロックリゾートまでは約7km。車で10分弱です。
エアーズロック空港からエアーズロックリゾートまで移動する方法は以下の3つ。
- 無料シャトルバス
- ツアーバス
- レンタカー
シャトルバス
エアーズロック空港に到着するカンタス航空、ジェットスター航空、ヴァージン・オーストラリア航空の便に合わせて、シャトルバスが運行しています。
エアーズロックリゾートに宿泊する人は無料で利用することができ、事前の予約も不要です。
空港の外のホテル行きバス乗り場で「AAT Kings」という旅行会社のバスに乗車しましょう。
AAT Kingsはツアー客用のバスも運行しているので、乗り間違えないように注意して下しい。
ホテルからの帰りは飛行機の出発の約2時間前にエアーズロックリゾートを出発します。詳細は各ホテルのフロントで確認すると良いでしょう。
ツアーバス
エアーズロックリゾートに着いた後の観光のことも考えると、ツアーに参加する方法が一番便利だと思います。
ツアーの場合は空港からリゾートへの移動の他、エアーズロック観光 (日没や日の出の時間帯の観光を含む) や、カタジュタなどの観光がセットになっています。
空港に着いたら到着ロビーでツアー会社のスタッフと合流すれば、あとは宿泊するホテルまでバスで連れて行ってもらえます。
エアーズロックでは「AAT Kings」という旅行会社がツアーを催行しており、日本人スタッフがアテンドしてくれる日本語のツアーもあります。
エアーズロック空港からの送迎を含めたエアーズロック観光ツアーは、海外オプショナルツアーの「VELTRA」で検索・予約できます。
>>海外オプショナルツアーの「VELTRA」
レンタカー
エアーズロック観光も自分で運転しようと思っている人はレンタカーが利用できます。
エアーズロック空港にはAVISやHertzなどのレンタカー会社があります。場所は到着ロビーの荷物受け取り所の近く。エアーズロック空港は小さい空港なのですぐに見つかると思います。
レンタカーを借りる人は、事前予約と国際免許証を取得しておくのをお忘れなく。海外レンタカーは楽天トラベルで検索・予約できます。
リゾートからエアーズロックへの行き方
エアーズロックリゾートからエアーズロックまでは約20km、カタジュタまでは約50km。歩いていくのはちょっと無理があります。
エアーズロックリゾートからエアーズロックやカタジュタへ行く際は、下記のいずれかの交通手段を利用しましょう。
ツアーに参加する
効率よく移動することを考えると、ツアーに参加するのが一番オススメです。
エアーズロック観光やカタジュタ観光は「AAT Kings」という旅行者が催行しており、日の出や日没の時間のツアーをはじめ、様々なプランがあります。
日本人スタッフによる日本語のツアーもあるので、英語が苦手な人でも安心です!
ツアーは海外オプショナルツアーの「VELTRA」で検索・予約できます。
>>海外オプショナルツアーの「VELTRA」
バス (ホップオン・ホップオフ)
「ホップオン・ホップオフ」(HOP ON HOP OFF) は、エアーズロックリゾートとエアーズロックやカタジュタを回る有料のバスです。
各ホテルの近くにあるバス停から乗車することができます。料金は下記の通り。
- ウルル往復:49ドル
- カタジュタ往復:95ドル
- 1日パス:120ドル
- 2日パス:160ドル
- 3日パス:210ドル
料金が結構高いので、いっそのことツアーに参加してしまった方が安かったり、時間も効率的に使えるかもしれません。
バスの運行スケジュールは時期によって異なります。詳しくはホームページをご覧ください。
レンタカー
空港でレンタカーを借りた人はレンタカーで移動できます。
ただし、日の出や日没時にエアーズロックがよく見える会場には、ツアー会社のバス専用の駐車場もあ流ので注意が必要です。
エアーズロックリゾートについてはここまで。次回はウルル・カタジュタ国立公園の見どころのひとつ「カタジュタ」をご紹介します。