今回は、フランスのパリ郊外にあるヴェルサイユ宮殿への行き方をご紹介します。
パリの市内からは少し離れた場所にあるヴェルサイユ宮殿ですが、この記事を読めば簡単にヴェルサイユ宮殿へ行く方法が分かります。
電車、ツアーバス、車(レンタカー)の3パターンの行き方に加え、記事の後半ではチケット購入の行列を回避する方法もご紹介します。
ヴェルサイユ宮殿について
『ヴェルサイユ宮殿』は、フランス王朝の栄華を築き「太陽王」と呼ばれたルイ14世が作ったフランスの絶対王政の象徴とも言える豪華な宮殿です。
観光客が多いフランスの中でも特に人気の観光スポットのひとつで、現在では年間600万人が訪れています。
宮殿の内部は、有名な「鏡の間」をはじめ、太陽王ルイ14世やアリーアントワネットが暮らした豪華絢爛な部屋が並び、当時の優雅な雰囲気を存分に感じることができます!
また、造園家のアンドレ・ル・ノートルの設計によって造られた広大な庭園も素晴らしく、美しい噴水や木々の中を散策するのはとても気持ちが良いです。
庭園には「グラン・トリアノン」と「プチ・トリアノン」という2つの離宮もあり、ルイ14世やマリー・アントワネットが時間を過ごした空間を体験することができます。
ヴェルサイユ宮殿の詳細についてはこちらの記事をご覧ください↓
ヴェルサイユ宮殿の場所
ヴェルサイユ宮殿はパリの中心部から約20kmほど離れた場所にあります。車だと最短40分ほどの距離なので、パリから日帰りで行くことができます。
現地での滞在時間にもよりますが、午前または午後の半日観光も可能です。僕も朝にパリからヴェルサイユ宮殿へ移動し、昼過ぎにはパリに戻ってきていました。
日本からパリへ
ヴェルサイユ宮殿へ行くには、まず日本からフランスのパリへ行く必要があります。
日本からパリへ直行便を運航しているのは、エールフランス航空、ANA、JALの3社です。
エールフランス航空の搭乗記はこちら↓
ヨーロッパの他の国を経由するルートだと、直行便よりも安く航空券が手にはいる場合が多いです。オススメはヘルシンキを経由するフィンランド航空。
僕も以前フィンランド経由でパリに行ったことがありますが、飛行時間も短く、ヘルシンキのバンター空港は乗り継ぎが楽でした。
パリへのお得な航空券は、エイチ・アイ・エスが運営する格安航空券予約サイト「Surprice」(サプライス) のホームページで検索できます!
パリからヴェルサイユ宮殿への行き方
①電車
個人でパリからヴェルサイユ宮殿に行くなら、「電車」が一番便利です。
ヴェルサイユ宮殿へ行く路線は全部で3つあります。どの路線を利用するかは、宿泊しているホテルの最寄り駅などによって選んでください。
RER C線
ヴェルサイユ宮殿へ行く1つめの路線は、パリ市内とパリ郊外を結ぶ「RER」のC線。
パリ市内ではノートルダム大聖堂やエッフェル塔、オルセー博物館といった有名観光地の近くを走る路線です。メトロの各路線から乗り継ぐ場合にも便利です。
RERのC線の場合、ヴェルサイユ・シャトー/リヴ・ゴーシュ駅 (Versailles Château / Rive Gauche) 行きの電車に乗り、終点で降ります。
※RERのC線は同じ方向へ行く電車でも行き先が複数あるので注意してください。
パリからヴェルサイユ・シャトー/リヴ・ゴーシュ駅までは約45分、料金は3.65ユーロです。
ヴェルサイユ・シャトー/リヴ・ゴーシュ駅からは徒歩でヴェルサイユ宮殿に向います。
ヴェルサイユ・シャトー/リヴ・ゴーシュ駅を出たら右手に歩き、パリ通りを左に曲がります。あとは真っ直ぐ進めばヴェルサイユ宮殿の入り口に到着します。
駅からヴェルサイユ宮殿までは約10分です。駅からはヴェルサイユ宮殿に向かう人がたくさんいるので、人の流れについていけば迷うことはないでしょう。
トランシリアン L線
ヴェルサイユへ行く2つめの路線はフランスの国鉄であるSNCFが運行する「トランシリアン」(Transilien) のL線です。
トランシリアンのL線はパリの主要駅のひとつであるサン・ラザール駅 (Saint-Lazare) とヴェルサイユ・リヴ・ドロワット駅 (Versailles – Rive Droite) を結ぶ路線です。
サン・ラザール駅はオペラ座やギャラリー・ラファイエットがあるオペラ地区の近くにあります。
サン・ラザール駅まではメトロの3, 9, 12, 13, 14号線のほか、RERのE線が連絡しており、多方面からアクセスしやすい駅となっています。
サン・ラザール駅からヴェルサイユ・リヴ・ドロワット駅までの所要時間は約35分。料金は4.5ユーロです。
ヴェルサイユ・リヴ・ドロワット駅からヴェルサイユ宮殿までは徒歩約20分。
マレシャル・フォンシュ通りを南下した後、サン・クルー通りを経由してロクフェレ通りを南に進めばヴェルサイユ宮殿に着きます。
トランシリアン N線
3つめの路線はトランシリアンのN線です。トランシリアンのN線はパリの南側にあるモンパルナス駅 (Montparnasse) からパリ郊外へ走る路線です。
パリの南側のホテルに滞在している人は、モンパルナス駅を利用するのが便利かもしれません。
モンパルナス駅に接続しているモンパルナス=ビヤンヴニュ駅には、メトロの4, 6, 12, 13号線が乗り入れています。RERとの接続はありません。
モンパルナス駅からヴェルサイユ・シャンティエ駅まで行きます。所要時間は約30分。料金は3.65ユーロです。
ヴェルサイユ・シャンティエ駅からはエタ・ジェネロー通りを経由してパリ通りを進みます。所要時間は約20分ほどです。
②ツアーバス
自分で行くのは不安…という方は、パリ市内発のオプショナルツアーがオススメです。
パリ市内の集合場所からバスでヴェルサイユ宮殿まで連れて行ってくれるので、迷う心配は一切ありません!
基本的にヴェルサイユ宮殿の入場チケットもセットになっており、現地で自分でチケットを購入する必要もありません。
僕もよく利用する海外オプショナルツアーの「VELTRA」(ベルトラ) のホームページには、日本語のガイドツアーやパリ市内観光とセットになったツアーなど、色々な種類のツアーがあります!
③車 (レンタカー)
自分で車を運転してヴェルサイユ宮殿へ行きたい!という人は、パリでレンタカーを借りると良いでしょう。
パリからヴェルサイユ宮殿へ行くには、パリの西側からA13に入り、その後D182→D185というルートです。
ヴェルサイユ宮殿の周りにはいくつか有料の駐車場があります。駐車場の場所はヴェルサイユ宮殿のホームページで確認できます。
フランスのレンタカーは「楽天トラベル (海外レンタカー)」のホームページで検索・予約することができます。
なお、フランスの運転には国際免許証が必要になるのでご注意ください。
ヴェルサイユ宮殿の営業時間・入場料
■ヴェルサイユ宮殿 (Château de Versailles) | ||
営業時間 | 4月〜10月 | 9:00〜18:30 |
11月〜3月 | 9:00〜17:30 | |
休館日 | 月曜日、1/1、5/1、12/25 | |
入場料 | パスポート(全施設に入場可能) | 21.5ユーロ |
宮殿のみ | 19.5ユーロ | |
グラン/プチ・トリアノン | 12ユーロ | |
HP (英語) | http://en.chateauversailles.fr |
※グラン/プチトリアノンは12時開館
※最新の情報はホームページにてご確認ください。
チケットを事前購入して行列を回避する方法
ヴェルサイユ宮殿はエッフェル塔やルーブル美術館と同様、大人気の観光スポットです。その為、入口ではチケットを購入する人で行列ができることがよくあります。
せっかくの旅行の時間を行列に並んで無駄にしたくないですよね?
ヴェルサイユ宮殿についてからチケット購入の列に並ばなくていいように、チケットは事前に購入しておきましょう!
海外の観光スポットのお得なチケットを多数扱っている「Tigets」(チゲッツ) のホームページでは、ヴェルサイユ宮殿の入場チケットがお得な価格で購入できます。
チケットは、メールで送られてくるEチケットを入場ゲートで見せるだけ。印刷する必要はありません。スマホの画面を見せればOKです!
これからヴェルサイユ宮殿へ行く方は、チケットを事前購入して行列を回避しましょう!注)セキュリティチェックは回避できません。
Tigetsのヴェルサイユ宮殿の入場チケットはこちらから購入できます↓
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