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和製英語と正しい英語表現(Part 2)【海外で使うと恥ずかしい!】

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今回も前回に引き続き、海外では伝わらない『和製英語』をご紹介していきます。知らずに海外で使って恥をかかないよう、正しい英語表現と合わせて覚えておきましょう!

まだ前回の記事を読んでいない人はこちらからどうぞ↓
>>海外では伝わらない!和製英語と正しい英語表現 (Part 1)

食事に関する和製英語14

まずは食事に関する和製英語から。洋食のスタイルが定着している日本では、たくさんのカタカナ語が使われています。しかし、その中には海外では伝わらない和製英語が含まれています!

 

1. パン

パンはフランス語の「pain (パン)」が由来で、英語ではありません。英語圏の人が「パン」と聞くと「フライパン」を意味する「pan」を思い浮かべるでしょう。

英語でパンは『bread』です。こちらも聞いたことがありますよね?

 

2. ホットケーキ

ホットケーキは英語で『pancake』と言います。日本ではホットケーキと呼ぶお店とパンケーキと呼ぶお店がありますが、つまりはどちらも同じものを意味します。

なぜ日本でホットケーキと呼ばれるようになったかは諸説ありますが、ホットプレートで焼いていたから、という説や、最初にホットケーキミックスを発売した会社が「温かいケーキだから」という理由で名付けた、という説があるそうです。

 

3. フライドポテト

「フライドポテト」はいかにも伝わりそうな雰囲気の言葉ですが、実は英語では違った呼び方です。

アメリカでは『french fries』、イギリスでは『chips』と言います。「chips」というとポテトチップスを思い浮かべてしまいますが、イギリスではフライドポテトなんです。

イギリスの名物料理に「Fish & Chips」というものがありますが、白味魚を揚げたものとフライドポテトがセットになった料理です。

 

4. ソフトクリーム

海外で「ソフトクリーム」と言っても全く伝わりません。英語では『soft serve ice cream』と呼ばれます。

日本では初めて発売される際に、短くて分かりやすい名前にする為に「serve」と「ice」を省略し、「ソフトクリーム」と名付けられたそうです。

 

5. ピーマン

英語が語源の野菜はたくさんあります。カタカナだと英語っぽく感じてしまいますが、「ピーマン」は違います。

英語では『green pepper』と言います。

ピーマンの由来はフランス語で唐辛子を意味する「piment (ピマン)」と言われています。

日本ではなぜか辛くない唐辛子の一種であるピーマンだけにその名前がつきました。

 

6. アイスコーヒー

これは微妙な違いなのですが、アイスコーヒーは英語で『iced coffee』と言います。「d」が付くかどうかだけですが、それだけで意味が変わってきます。

「ice」は「氷」という意味なので、「ice coffee」だと「氷コーヒー」という意味になってしまいます。

「d」が付いて「iced」と言うことで「冷やされた」という意味になります。

ちなみに、そもそも海外ではコーヒーはホットで飲むのが普通なので、冷えたコーヒーを飲む人、売っているお店は日本のように多くありません。

 

7. ココア

こちらも完全な和製英語ではありませんが、英語で「ココア」と言っても伝わらないでしょう。

ココアは英語で『hot chocolate』または『cocoa』と言います。

ただし、『cocoa』と言うと時も発音が「ココア」ではなく、「コォゥコォゥ」のようになるので、「ココア」と言っても伝わらないんです。

 

8. レモンティー

英語でレモンティーを注文したい時は『tea with lemon』と言います。

しかし、海外のカフェでは『tea with lemon』がメニューにないことも多いです。というのも海外では紅茶はストレートかミルクを入れて飲むことがほとんどです。

僕が紅茶の本場イギリスに留学していた時も、紅茶にレモンを入れて飲む人はほとんど見たことがありませんでした。

 

9. コーラ

コーラは英語では『coke』と言います (コークのように発音します)。

これは「コカコーラ (coka cola)」の愛称で、つまり厳密には「ペプシコーラ (pepsi)」は含まれません。

海外で『coke』を頼むと「we only have Pepsi.」と言われることがあります。日本だとそれほど気にしない人が多いと思いますが、違うんですね。

 

10. ノンアルコール

ノンアルコールは英語で『non-alcoholic』または『alcohol-free』と言います。

ノンアルコールビールは「non-alcoholic beer」、ノンアルコールカクテルは「alcohol-free cocktail」といった感じです。

 

11. バイキング

セルフ形式の食べ放題を「バイキング」と言いますが、英語で「viking」と言っても北欧の海賊を指す意味でしか伝わりません。

英語でセルフ形式の食べ放題は『buffet』と言います。日本語でも「ビュッフェ」ということがありますが、英語だと発音が違うので注意してください。

 

12. テイクアウト

ファストフード店などで持ち帰りすることを「テイクアウト」と言いますが、こちらも英語では言い方が異なります。

英語では『take away』『to go』と言います。

お店で「店内でお召し上がりですか、お持ち帰りですか?」と聞く際は、「For here, or to go?」というフレーズが使われます。

 

13. コック

日本語で料理人のことを「コックさん」と言ったりしますが、英語では絶対に使わないでください。

英語で「コック (cock)」は男性器を指す言葉だからです (雄鶏という意味もあります)。

英語で料理人は『chef』と言います。

なお、日本語の「コック」は、オランダ語の「kok」(英語でいうcook) が由来です。

 

14. ペットボトル

ペットボトルは、英語では『plastic bottle』と言います。

「ペット (PET)」はペットボトルの素材である「polyethylene terephthalate」を表す言葉です。

 

乗り物に関する和製英語7

続いては乗り物に関する和製英語を紹介します。特に車に関するカタカナ語には和製英語が多いので注意しましょう!

 

1. フロントガラス

ガラスを「glass (グラス)」に変えると伝わるかと言えば、そういうわけではありません。

車のフロントガラスは英語で『windshield』です。「wind (風)」から守る「shield (盾)」ということで、そう呼ばれます。

イギリスでは『windscreen』とも言います。

 

2. バックミラー

車のバックミラーは英語で『rearview mirror』と言います。「back mirror」とは言いません。

「rear」は後方、「view」が景色、なので「後方を見る鏡」ということになります。

 

3. ガソリンスタンド

車に給油するガソリンスタンドは、アメリカ英語で『gas station』、イギリス英語で『petrol station』と言います。

「petrol」とはイギリス英語でガソリンのこと。

 

4. アクセル

アクセルを英語で言うと『accelerater』になります。日本語ではこれが略されて「アクセル」と呼ばれるようになりました。

 

5. ウインカー

車の方向指示器を「ウインカー」と言いますが、これも日本特有の表現です。

英語では『blinker』(主にアメリカ)、または『indicator』(主にイギリス) と言います。『turn signal』という言い方もあります。

昔はイギリスで「winker」という口語表現があったことから、日本でもその言葉が使われるようになりましたが、現在のイギリスで「winker」と呼ぶことはありません。

 

6. バイク

日本語で「バイク」と言うと、大抵の人が自動二輪車を思い浮かべると思いますが、英語圏では違います。英語で「bike」と言うと、「自転車」になります。

英語でバイク (自動二輪車) は、『motorbike』『motorcycle』と言われます。

日本語では「オートバイ」という表現もありますが、これも和製英語です。

 

 

その他の和製英語10

この他にもまだまだ和製英語はたくさんあります。日本人が間違って使いやすい和製英語を紹介します。

 

1. スマート

日本語のでは細身の人のことを「スマート」と表現しますが、英語にはそのような意味はありません。

英語で「smart」と言うと「頭が良い」という意味です。

英語では細身の人のことを『slim』と表現します。同様に『slender』という表現を使うこともあります。

一方、「skinny」はネガティブな意味になる場合があるので、注意しましょう。

 

2. ハイテンション

日本語で感情が高揚している状態を「ハイテンション」や「テンションが高い」と言いますよね?

しかし、英語の「tension」は、「張力」や「緊張」と言う意味です。「high tensin」だと「(糸などが)ピンと張った状態」を意味します。

英語でハイテンションのことは『exsited』などと表現します。

 

3. アンケート

「アンケート」という言葉は、フランス語の「enquete」が由来で、英語ではありません。

英語では『survey』『questionnaire』と言います。

 

4. サイン

もちろん英語にも「sign」という単語はありますが、日本語の「サイン」が必ずしも「sign」とは限りません。

例えば、有名人の「サイン」。英語では『autograph』と言います。

また、「署名」の意味では『signature』と言います。

「ここにサインしてください」という時は「Please sign here.」のように「sign」が動詞として使用されます。

「sign」が名詞として使われる時は「標識」「記号」「兆し」などの意味で使われます。

 

5. フロント

ホテルなどの受付を指す「フロント」も英語では少し違う言い方をします。

英語でフロントを表す言葉には『reception』『front desk』などがあります。「front」だけでは「前方」という意味で、「受付」という意味にはなりません。

 

6. モーニングコール

こちらもホテルなどで使う言葉ですが、英語では伝わりません。英語でモーニングコールは『wake-up call』と言います。

ホテルでよく使う英語はこちらの記事でおさらいしておきましょう↓

>>ホテルで使える英語フレーズ。海外旅行に役立つ英会話#5

 

7. ペンション

日本語で「ペンション」と言うと、洋風の民宿のような場所をイメージしますよね?しかし、英語の「pension」は全然違う意味なんです。

英語の「pension」は「年金」と言う意味です。「I’ll stay in a pension」と言うと「年金に泊まります」と言う意味になり、全く伝わりません。

英語でペンションに近いのは『cottage』または『bed and breakfast (通称B&B)』だと思います。

「bed and breakfast」と言うのはイギリスなどによくある小規模な宿泊施設で、日本語のペンションに近いイメージです。

 

8. ジェットコースター

遊園地にあるジェットコースターは、英語では『roller coaster』と言います。

日本では昭和30年に開園した後楽園遊園地にあった「ジェットコースター」と名付けられたコースターが人気になり、全国的にその名前が広まったそうです。

 

9. サービス

日本語で無料のことを「サービス」と言うことがありますが、英語のサービスは「奉仕」の意味で、無料という意味はありません。

英語で「無料」と言う場合は、『free of charge』『for free』という表現が使われます。

 

10. モノクロ

「モノクロ」という言葉は英語の『monochrome』の略で、「モノクロ」だけでは伝わりません。

また、白黒という時には「monochrome」よりも『black and white』の方が一般的に使われる頻度が高いと思います。