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『モニュメントバレー』前編。人気のジョンフォード・ポイントなど

モニュメントバレーのジョン・フォード・ポイント
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今回はグランドサークル旅行記の第5回。グランドキャニオンを後にし、ナバホ族の聖地『モニュメントバレー』を訪れます。

モニュメントバレーはテーブル状の大地や浸食された岩山が作り出す異世界のような絶景が人気のスポットで、西部劇やCMのロケ地としても有名です。

ラスベガスから700km離れたナバホ族の聖地

『モニュメント・バレー』はグランドキャニオンからさらに西に300kmほど走ったところにある、アリゾナ州からユタ州にかけて広がる地帯です。

標高約2000mのグランドキャニオンを離れ、バスは再び荒野を走ります。途中で一度ランチ休憩を挟み、3時間ほどの道のりです。

ラスベガスからグランドキャニオンまでと合わせて約7時間の移動!でも不思議と苦痛になりません。

バスもゆったりとしていて、途中で休憩を挟んでいること、そして何より目的地に着いた時の感動が移動の疲れなんで一瞬で忘れさせるからでしょうか。

 

窓の外を眺めていると、何もない荒野の中に少しずつ切り立った岩山が見えてきます。何となくモニュメント・バレーっぽい雰囲気が出てきました。目的地が近いことを感じます。

 

ナバホ族の専用車に乗り換えてツアーに出発

モニュメントバレー

バスは一旦ホテルに立ち寄り、そこからナバホ族の方が運転する専用車に乗り換え、いざモニュメントバレーへ!

モニュメントバレーは先住民族ナバホ族の居留地で、勝手に観光することはできません。このようにナバホ族の方と一緒でないと入ることができません。

 

モニュメントバレー

車は舗装されていない土地をガタガタと揺られながら進みます。モニュメントバレーに入ると早速、大きな奇石の姿が見えてきます。ファンタジーの世界で冒険しているような気分です。

 

3つのビュートが並ぶ最初の見どころ

モニュメントバレー

最初に訪れたポイントは「ザ・ミトン&メリックビュート」

モニュメントバレーの中でも最も有名な「レフト・ミトン (写真左) 」、「ライト・ミトン (写真中央右) 」、「メリック・ビュート (写真左) 」が見渡せるポイントです。

その景色はまるで別の惑星の表面のようです。

「レフト・ミトン」と「ライト・ミトン」の「ミトン」とは親指だけが分かれた手袋のこと。浸食して出来た岩の切り立った部分が親指のように見えることから名付けられました。

「メリック・ビュート」の「ビュート」とは、台地が侵食されて出来た岩のことです。

 

モニュメントバレーのレフト・ミトン

レフト・ミトンの手前にある旗は、アパッチ族の酋長「ジェロニモ」が描かれた星条旗 (上) とナバホ・ネイションの国旗 (下) です。

ナバホ・ネイションは、アリゾナ州とユタ州、ニューメキシコ州にまたがる、先住民族ナバホ族の居留地です。準自治領という位置付けで、「ネイション」つまりアメリカ合衆国の中にある「国」なのです。

 

モニュメントバレーで売っていたナバホ族のアクセサリー

こちらのポイントでは、ナバホ族の方が手作りした、アクセサリーなどを売っていました。綺麗な色の石などを組み合わせたネックレスやブレスレッドはお土産に良さそうです。

日本でも人気のインディアン・ジュエリーですが、ナバホ族作った物を身につけている人は少ないですからね。

 

西部劇の監督が愛したジョン・フォード・ポイント

続いて訪れたのは「ジョン・フォード・ポイント」。モニュメントバレーの中でも人気のポイントの一つです。

「ジョン・フォード」は「駅馬車」などの西部劇で有名な映画監督で、モニュメントバレーを気に入り、度々ロケ地として使っていました。

中でもジョン・フォード監督が好んだ場所がこのジョン・フォード・ポイントです。

ジョン・フォード・ポイントの近くで車を降りると、可愛いシェパードがお出迎えしてくれました。とっても大きくて格好良いですが、おとなしくて人懐っこい子でした。

 

モニュメントバレーのジョン・フォード・ポイント

こちらがジョン・フォード・ポイントからの眺め。なんという壮大な景色でしょうか!モニュメントバレーの広い範囲を一度に見渡すことができます。

赤茶色の大地は確かに西部劇に出てきそうな雰囲気です。ジョン・フォード監督の映画で有名になって以降は、映画やCMなど数々の作品の撮影に使われています。

 

モニュメントバレーのジョン・フォード・ポイント

切り立った崖のギリギリまで行くことができます。当然フェンスなんてないので、どこまで攻めるかは自己責任でお願いします(笑)。

こうやって人が立つと周囲の景色のスケールの大きさが伝わりますね。

 

モニュメントバレー

ジョンフォード・ポイントでは、時折ナバホ族の方が馬に乗っている姿を見かけることができます。何のためかと言うと…。

 

モニュメントバレーのジョン・フォード・ポイント

こうやって観光客に向けて写真映えする瞬間を提供する為です。旅行者が喜ぶことをちゃんと分かってますね。

それにしてもこの風景に馬とナバホ族の方の姿は本当に画になります (まんまと喜ぶ自分)。映画のワンシーンのようです。

それにしても、あらためて素晴らしい景色です。これほど自然のすごさを実感できる風景はなかなかありません。ラスベガスから遥々やってきて本当に良かったです。

 

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次回はモニュメントバレーの後編です。まだまだある見所をたっぷりお伝えします!