フランス

パリにあるオススメの美術館ベスト3!

ルーブル美術館の館内

今回は芸術の都パリにある多くの美術館の中から、僕が訪れたパリでオススメの美術館ベスト3をご紹介します!

世界的に有名な作品が並ぶ巨大な美術館や、ゆっくりと作品を観賞できる落ち着いた美術館など、あなたの行きたい美術館もきっと見つかるはずです!

第3位:ルーブル美術館

フランスの美術館と言えば、最も有名なのが『ルーブル美術館』(Musée du Louvre)。

ニューヨークのメトロポリタン美術館、ロンドンのナショナルギャラリーと並んで世界三大美術館にも数えられる美術館です。

その来場者数は年間1020万人(2018年)にもなり、もちろん世界1位です。

ルーブル美術館のシンボルとして有名なのが、美術館の前にある「ルーブル・ピラミッド」と呼ばれる三角形の建物。

1989年に完成したルーブル・ピラミッドは、ルーブル美術館のメインエントランスとして使用されています。

ルーブル美術館の地下には、映画「ダヴィンチ・コード」にも登場した逆さまのルーブル・ピラミッドもあります。

 

ルーブル美術館の館内

ルーブル美術館の特徴は何と言ってもその大きさ。総面積約60,000㎡のスペースに35,000点近くの美術品が展示されており、その全てを見ようと思うと1日あっても足りません。

総収蔵品数は380,000点にもおよび、その一部は日本を含めて海外へ貸し出されることもしばしば。

ルーブル美術館は元々フランス王フィリップ2世が12世紀に建設したルーブル宮殿を増改築して作られた場所です。

美術館として開館したのはフランス革命後の1793年と、200年以上の歴史がある美術館です。

 

ルーブル美術館のミロのヴィーナス、モナ・リザ、サモトラケのニケ

ルーブル美術館の展示は「古代エジプト美術部門」「古代オリエント美術部門」「古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術部門」「イスラム美術部門」「彫刻部門」「工芸品部門」「絵画部門」「素描・版画部門」の8部門に分かれて展示されています。

中でも注目は、世界的に有名な美術品の数々。

「ミロのヴィーナス」や、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」「サモトラケのニケ」「ハンムラビ法典」、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」など、教科書で一度は見たことのある名作の数々を一度にこれほど多く見られるのはルーブル美術館ならではです。

それらを生で見た時の感動は一生忘れられません。パリでどの美術館に行くか迷ったら、絶対にまずルーブル美術館に行くことをお勧めします。

■ルーブル美術館 (Musée du Louvre)
営業時間 月・木・土・日 9時〜18時
水・金 9時〜21時45分
休館日 火曜日、1/1、5/1、12/25
入館料 15ユーロ
HP (日本語) https://www.louvre.fr/jp

※2019年2月現在。最新の情報はホームページをご確認ください。

ルーブル美術館は、地下鉄1号線と7号線のパレロワイヤル・ルーブル美術館駅を出てすぐの場所にあります。

事前にチケットを購入しておけば、チケット購入の行列を回避できます↓

>>ルーブル美術館の電子チケット(Tigets)

 

第2位:オルセー美術館

オルセー美術館

『オルセー美術館』(Musée d’Orsay)は、ルーブル美術館からセーヌ川を挟んだ斜め向いに建つ1986年にオープンした美術館です。

こちらもルーブル美術館と並んでパリで有名な美術館のひとつです。オルセー美術館は、19世紀の美術作品を中心にコレクションする美術館です。

 

オルセー美術館の有名作品

19世紀の作品と言っても様々で、ミレーの「落穂拾い」(左上) などの自然主義、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」(右上) やモネの「睡蓮」(左下) といった印象派の作品や、ゴッホの「自画像」(右下) などのポスト印象派の作品などが展示されています。

中でも印象派の作品が多く、ルノワールやモネの他、ドガやマネといった印象派画家の名作を見ることができます。

 

ジャン=バティスト・カルポーの「ダンス」

オルセー美術館には、絵画だけでなくたくさんの彫刻も展示されています。

こちらはフランス出身の彫刻家で、ルーブル美術館やオペラ座の装飾も手がけたジャン=バティスト・カルポーの「ダンス」という作品。

この他、フランスを代表する彫刻家ロダンの「地獄の門」や、同じくフランスの彫刻家ブールデルの「弓を引くヘラクレス」などがあります。

 

オルセー美術館の大時計

オルセー美術館は、元々オルセー駅の駅舎だった場所を改築して美術館になりました。館内には駅だった頃の面影を見ることができます。

中央のホールはホームの天井に使われたアーチ状の屋根と吹き抜け構造をそのまま利用しており、壁にはヨーロッパの駅らしい巨大な時計が掛けられています。

オルセー美術館 (Musée d’Orsay)
営業時間 火・水、金〜日 9時30分〜18時
9時30分〜21時45分
入館料 14ユーロ
休館日 月曜日、5/1, 12/25
HP (英語) https://www.musee-orsay.fr/en/

※2019年2月現在。最新の情報はホームページをご確認ください。

オルセー美術館の最寄り駅はRERのオルセー美術館駅。メトロの場合は12号線のAssemblée Nationale駅か、Solférino駅から徒歩数分になります。

オルセー美術館に優先入場ができるチケットはこちらから購入できます↓

>>オルセー美術館:優先入場チケット(Tigets)

 

第1位:オランジュリー美術館

ルーブル美術館やオルセー美術館といった有名な美術館を抑えて、個人的に一番オススメなのは、『オランジュリー美術館』(Musée de l’Orangerie)です!

セザンヌやピカソ、ルノワール、モネなどの印象派やポスト印象派画家の作品を展示する美術館です。

オランジュリー美術館は、セーヌ川に面したチュイルリー庭園の一角にあり、元々はチュイルリー庭園のオレンジ温室 (オランジュリー) だったことから、この名がつきました。

 

オランジュリー美術館の睡蓮

ルーブル美術館やオルセー美術館に比べて規模は小さい美術館ですが、僕のお気に入りはモネの「睡蓮」が壁一面に展示されたこの部屋。

2つの展示室にモネが晩年に製作した合計7枚の睡蓮の大装飾画が展示されています。

睡蓮の大装飾画は大きいもので縦200cm、横1700cmもあり、楕円形の部屋の壁一面に飾られた空間は、モネが愛した睡蓮の池に囲まれているような気分になります。

僕が訪れた時はお客さんも多くなかったので、ゆっくりと睡蓮の絵を眺めることができ、とても心が落ち着きました。

たくさんのお客さんが集まる大きな美術館も良いですが、じっくり絵の美しさを鑑賞したい方にはオランジュリー美術館がオススメです。

特にモネの睡蓮が好きな方なら絶対に行くべきですよ!

■オランジュリー美術館 (Musée de l’Orangerie)
営業時間 9時〜18時
入館料 9ユーロ
休館日 木曜日
HP (英語) https://www.musee-orangerie.fr/en

オランジュリー美術館へ行く場合、地下鉄の最寄り駅はコンコルド駅。コンコルド広場を通ってチュイルリー庭園に入ると、庭園西側のセーヌ川沿いにあります。

オランジュリー美術館のチケットは「Tigets」のホームページで事前に購入できます↓

>>オランジュリー美術館のチケット(Tigets)

 

気になった美術館はありましたでしょうか?3つとも近くにあるので、全部回ってみてもいいかもしれませんね。