今回は日本でエーゲ海リゾートの雰囲気が味わえるホテル『ヴィラ・サントリーニ』をご紹介します。
ヴィラ・サントリーニは高知県にあるホテルで、ギリシャのサントリーニ島をテーマにしています。僕も本家サントリーニ島を思い出して興奮しました。
人気過ぎてなかなか予約が取りづらいことでも有名ですが、予約が取れる可能性が高いタイミングもご紹介します。
ヴィラ・サントリーニについて
『ヴィラ・サントリーニ』は、高知県にあるリゾートホテルで、ギリシャのサントリーニ島をモチーフにしています。
サントリーニ島はエーゲ海に浮かぶ島で、真っ白な壁の建物と青いドームの教会が美しい場所です。
僕も以前サントリーニ島に行ってその絶景にどハマりしました。しかし、サントリーニ島へ行くには飛行機を乗り継いで丸1日かかります。
そのため、日本でその雰囲気が味わえると知ってずっと来たいと思っていた場所でした。
サントリーニ島の旅行記はこちら↓
ヴィラ・サントリーニは本家サントリーニ島と同じく白い壁の建物で、教会の青いドームも再現されています。
非常に人気が高い上に客室がそれほど多くないこともあり、なかなか予約が取れないことでも有名です。
僕は運良く予約ができ、宿泊することができました。ヴィラ・サントリーニの予約については記事の最後でお話します。
観光だけはNG!利用客限定の体験
ヴィラ・サントリーニの中へは宿泊者またはディナー/ランチを予約した人しか入ることができません。
その美しい景色を一目見てみたい、海外リゾートに行ったような写真を撮りたい、という人も観光だけすることはできません。
まさに利用客だけの特権と言えます。
サントリーニ島を再現した建物は全て宿泊者しか入れない敷地の中にあります。
そこは日本とは思えないような雰囲気で、写真だけ見せられたら「ギリシャに行ってきた」と言われたら信じてしまいそうです。
写真映えするスポットもたくさんあるので、ぜひ宿泊してその風景を楽しんでみてください!
受付では猫がお出迎え
ヴィラ・サントリーニに到着し、まずはチェックインのためにフロントへ。
パネルに描かれているのはサントリーニ島のシルエットです。
受付の外では白黒の猫がお出迎え。ヴィラ・サントリーニに住んでいる「軍曹」という名前の猫だそうです。
人に慣れているので、向こうから近づいてきてくれました。鼻の下の模様がヒゲみたいで可愛いですね。
ギリシャのサントリーニ島にも猫がたくさんいたのを思い出します。
こちらがフロントです。この時点でリゾートホテルらしい爽やかな雰囲気が満載でテンションが上がります。
スタッフの方は皆さん品がありとても丁寧で、気持ち良い対応でした。
フロントではDVDの貸し出しも行なっています。40本くらいの中から選べて、ギリシャに関する作品 (映画「マンマ・ミーア」や「トロイ」など) もありました。
ヴィラ・サントリーニの客室
ヴィラ・サントリーニには「本館」と「新館」の2つがあります。
サントリーニ島のホテルを忠実に再現しているのは「本館」です。一方の「新館」はよりモダンで広く、豪華な部屋になっています。
本館はスタンダードダブル/ツイン、デラックスダブル/ツインの4タイプで合計14室 (同じタイプでも部屋ごとに若干異なります)。
2019年12月に出来た新館はサントリーニスイート、サントリーニツイン、サントリーニダブルの3タイプです。
ヴィラサントリーニの客室タイプ
タイプ | 広さ | 部屋数 | |
本館 | スタンダードツイン | 30㎡ | 7 |
スタンダードダブル | 30㎡ | 3 | |
デラックスツイン | 40〜45㎡ | 3 | |
デラックスダブル | 45㎡ | 1 | |
新館 | サントリーニダブル | 50㎡ | 2 |
サントリーニツイン | 76㎡ | 1 | |
サントリーニスイート | 100㎡ | 1 |
僕の部屋はプールが目の前にある104号室。1室しかないデラックスダブルの客室です。
それでは部屋の中を見ていきましょう。
ベッドルーム
こちらがデラックスダブルの客室です。奥行きがあってかなり広々とした印象でした。
サントリーニ島のホテルは白壁の洞窟っぽい部屋が一般的で、屋根はアーチ型になっているタイプが多いです。
この部屋もサントリーニ島にあるホテルをイメージを忠実に再現しています。サントリーニ島へ行ったことがある人は当時を思い出す人も多いのではないでしょうか。
僕がギリシャのサントリーニ島で宿泊したホテルはこちら↓
部屋の奥にあるベッドです。部屋全体は広いのですが、ここだけ囲まれている感じがあって寝るときは落ち着きます。
シーツは真っ白で清潔感がありました。
部屋の一角には冷蔵庫とバーカウンターがあります。
バーカウンターにはコーヒーやお茶が用意されていました。めちゃくちゃ洋風なお部屋に置かれた日本茶が少し違和感ありますね(笑)。
部屋のドアを開けるとすぐ前にプールがあります。専用ではないですが、夏なら部屋からプールに直行できます。
バスルーム
続いてはバスルームです。こちらも広々としています。
水周りも汚れなどは一切なく清潔でした。
バスタブは大きなジャグジー風呂。大人でも余裕の広さです。
泡風呂が楽しめるので、豪華な気分を味わうことができます。
アメニティーも色々揃っています。
歯ブラシはもちろんカミソリやヘアバンド、シャワーキャップなどもあります。
洗面台の下の引き出しにドライヤーが入っていたのですが、見つけるのに少し苦労しました。
シャンプーやボディーローションなどはイタリアの高級ファッションブランド「ブルガリ」のものです。
これは持って帰りたくなりますね。
ヴィラ・サントリーニのレストラン
続いてはヴィラ・サントリーニのレストランをご紹介します。
ヴィラ・サントリーニのレストランは宿泊客のほか、ランチやディナーだけを利用するプランもあります。
ディナーは新館にある「ローグ (logue)」というレストランでいただきました。
このレストランではイタリアで学んだ経験もあるシェフが作るコース料理を味わうことができます。
地元の食材を使った料理が中心で、高知の名物「カツオ」を使った料理もありました。
独創的な料理が多く、あまり食べたことがない味のものも多かったです。人によっては当たり外れを感じることがあるかもしれません。
メインの牛肉。「ラギオール (Laguiole)」というフランスの有名なステーキナイフを使っていただきます。
程よい噛みごたえで、しっかりお肉の味を堪能できます。隣の玉ねぎもすごく甘くて柔らかくて美味しかったです。
ディナーに使ったお箸 (「Logue」のロゴ入り) は専用の箱に入れて記念に持ち帰ることができます。
朝食は本館のレストラン「ティラ」でいただきました。窓の外には青いドームと海が見えていて、最高の雰囲気です。
真っ白なテーブルクロスに置かれた青いグラスが爽やかでいいですね。
朝食もスクランブルエッグやソーセージなどの洋食メニューです。バイキング形式ではなく一人分が運ばれてくるスタイルでした。
結構ボリュームがあって朝からお腹いっぱいになりました。
ヴィラ・サントリーニの朝日
ヴィラ・サントリーニは高知県の土佐湾に面した場所にあり、天気が良ければ海の向こうから昇る朝日を見ることができます。
少し早起きして太陽が出るのを待ちます。少しずつ空が明るくなってきました。
水平線の向こうから太陽が出てきました。東の空から昇った太陽が海にオレンジ色の光の筋を作ります。
ギリシャのサントリーニ島は夕日が綺麗なことで有名なのですが、ヴィラ・サントリーニの朝日も素晴らしいです。
宿泊プラン/料金
ヴィラ・サントリーニの宿泊プランは、ディナー付きプランと朝食のみのプランがあります。
料金は以下の通りです (いずれも2名1室利用時の税込1名の料金。2021年6月現在)。
ディナー付き | 朝食のみ | |
【本館】スタンダードツイン | 33,000円〜 | 18,700円〜 |
【本館】スタンダードダブル | 33,000円〜 | 18,700円〜 |
【本館】デラックスツイン | 38,500円〜 | 24,200円〜 |
【本館】デラックスダブル ★ | 38,500円〜 | 24,200円〜 |
【新館】サントリーニタブル | 49,500円〜 | 35,200円〜 |
【新館】サントリーニツイン | 60,500円〜 | 46,200円〜 |
【新館】サントリーニスイート | 71,500円〜 | 57,200円〜 |
★:今回ご紹介したお部屋
宿泊予約は公式ホームページでも可能ですが、「じゃらん」や「楽天トラベル」で予約した方がポイントが貯まるのでオススメ。料金は変わりません。
ランチ/ディナーだけのプランもあります。
料理の数 | 料金 (税込) | |
ランチ | 5〜6皿 | 5,500円 |
ディナー | 8〜9皿 | 14,300円 |
料理は基本的にシェフのおまかせになります。苦手な食材があれば事前に連絡をしておくと変更してくれます。
ランチ/ディナーのみのコースは、<ヴィラサントリーニの公式ホームページ> から予約できます。
予約はいつから可能?
ヴィラサントリーニはエーゲ海のリゾートのような雰囲気が国内で味わえることから非常に人気のホテルです。
しかし、部屋数がそれほど多くないことから非常に予約が取りづらいです。そのため、予約を取るためには販売開始からすぐに予約することがポイントです。
現在、ヴィラ・サントリーニの予約は宿泊月の4ヶ月前から可能になるようです。例えば、1月1日〜31日の予約は9月1日から可能になります。
希望の日付がある人は4ヶ月前の月初に予約すると空いている可能性が高くなるでしょう。特に希望日がない人は、定期的に空室状況を確認してみましょう。
ヴィラ・サントリーニへの行き方
ヴィラ・サントリーニは高知県の土佐市にあります。
ヴィラ・サントリーニへのアクセスは車またはタクシーが便利です。駐車場は20台分あり、利用は無料。土佐市からは約25分、高知龍馬空港からは約50分です。
公共交通機関でのアクセスは困難です。最寄り駅のJR伊野駅からは車で30分。路線バスや送迎はないためタクシーを利用することになります。
その他の観光地へのアクセスを含め高知県内の移動は車が便利なので、自家用車でない人はレンタカーを借りるのがオススメです。
高知龍馬空港や高知駅にレンタカー会社が複数あります。
「楽天トラベル」なら複数のレンタカー会社から料金を比較できるのでオススメです!
高知龍馬空港へはJAL (羽田、福岡)、ANA (羽田、伊丹)、ジェットスター (成田)、FDA (小牧、神戸) が就航しています。
高知龍馬空港へのチケットは「エアトリ」で比較しましょう!
周辺の観光スポット
ヴィラ・サントリーニがある高知県の有名な観光スポットには、坂本龍馬の像がある「桂浜」があります。
他にも高知の名物である「カツオの藁焼き」を味わえるレストラン (自分で藁焼き体験ができるところもあります) も人気。
少し足を伸ばせば、日本最後の清流と呼ばれる「四万十川」や、仁淀ブルーと呼ばれる透き通った青さで有名な「仁淀川」などもあります。
そんな中で、僕がオススメするのが『モネの庭』という場所です。
モネの庭は、「睡蓮」を描いたフランスの画家クロード・モネがパリ郊外のジヴェルニーに作った庭を再現した場所です。
フランスまで行かなくても睡蓮の世界を味わえるので、海外旅行好きな人は興味を持ってもらえるんじゃないかと思います。
「モネの庭」のある北川村はヴィラ・サントリーニから高知龍馬空港を挟んだ反対側 (東側) にあります。
車で1時間45分ほどかかります (高知龍馬空港からは1時間) が、モネが好きな人はぜひ足を伸ばしてみてください。
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