スペイン

古都『トレド』へマドリードから電車で日帰り旅行

トレドのアルカサル

今回はマドリード近郊にある世界遺産の街、古都『トレド』への日帰り旅行です。

トレドはマドリードから南に70kmほどの場所にある街で、西ゴート王国(415-711年)の首都だった歴史ある街です。

街全体が博物館とも言われ、その美しい旧市街は世界遺産にも登録されています。

マドリードから電車でトレドへ

スペインのAVANT

マドリードからトレドへ行くには、アトーチャ駅から「AVANT (アヴァント)」という急行列車に乗ります。

乗り換えは不要で、トレドは終点なので分かりやすいと思います。マドリードからトレドへの所要時間は約40分。日帰り旅行にはちょうどいい距離ですね。

 

トレド駅の構内

あっという間に「トレド駅」に到着しました。トレド駅は1919年に作られた歴史ある美しい駅です。

 

トレド駅と時計台

外観も歴史のある旧市街と合うように設計されています。駅の隣にはトレドの教会の塔を模した時計台があります。

トレド駅から旧市街までは結構距離があり歩くには少し遠いので、タクシーで移動します。5分ほどで旧市街に到着。

レストランが多く並ぶソコドベル広場を起点に街歩きスタートです!

 

トレドのシンボル「アルカサル」

トレドのアルカサル

トレドのシンボルはこの「アルカサル」。3世紀にローマ帝国の宮殿として建てられました。

1936年からの約3年にわたるスペインの内戦時には、共和国軍の包囲攻撃に対する反乱軍の防衛拠点となりました。写真の真ん中にある像はその記念碑です。

 

アルカサルは街の中でも一番高い場所に建っています。トレドの旧市街を囲うように流れるタホ川を挟んだ対岸の様子も眺めることができます。

 

トレドの観光列車

ソコドベル広場やアルカサルの辺りを歩いていると、汽車の形をした観光バスに遭遇します。このバスに乗って街の名所を巡るのも楽しそうですね。

 

エル・グレコの名作がある「サント・トメ教会」

トレドのサント・トメ教会

次にやって来たのは、「サント・トメ教会」。アルフォンソ6世によって12世紀に建てられた教会で、エル・グレコの名作「オルガース伯の埋葬」があることで有名です。

「エル・グレコ」はルネサンス期のスペインを代表する画家で、先日紹介したマドリードのプラド美術館にもグレコの作品が多数展示されていました。

グレコ自身はギリシャ出身で、実はエル・グレコという名前も「ギリシャ人」を意味するニックネームです。

グレコはギリシャからイタリア経由でスペインへ渡り、トレドに住みました。トレドにはグレコが住んでいた家が現在も残っています。

サント・トメ教会に展示されている「オルガース伯の埋葬」は、荒廃していたサント・トメ教会を14世紀に再建したオルガース伯の埋葬シーンを描いたものです。

サント・トメ教会にあるオルガース伯のお墓の上の壁に飾られており、縦4.8m、横3.6mもある大きな絵画です。

「オルガース伯の埋葬」にはグレコ自身とその息子が描かれていることでも有名です。残念ながら写真は禁止なので、気になる方はぜひその目でお確かめ下さい。

 

街中に美しい建物が残るトレドの旧市街

トレドのサン・フアン・デ・ロス・レイエス教会

続いて街の西側へ向かって歩いていきます。街全体が世界遺産となっているトレドは見どころが満載。あちこちに古い教会や修道院があります。

上の写真は「サン・フアン・デ・ロス・レイエス教会」。イサベル女王とフェルナンド2世が1476年に「トロの戦い」でポルトガルに勝利したことを記念して作らせた教会です。

ゴシック様式とムデハル様式を合わせたスペイン独自のイサベル様式で作られ、中には美しい回廊があることで有名です。

 

トレドの路地裏

トレドの旧市街では美しいヨーロッパの街並みを味わうことができます。ちょっとした路地もとても雰囲気が良く、絵になります。

 

トレドのカンブロン門

こちらも街の西側にある「カンブロン門」。16世紀に建てられたルネサンス様式の門で2つの塔と壁にある紋章が特徴的です。

 

自然豊かなタホ川に架かる「サン・マルティン橋」

トレドのタホ川とサンマルティン橋

さらに西へ行くと、タホ川にかかる「サン・マルティン橋」があります。14世紀に作られたゴシック様式の橋でペドロ1世とエンリケ2世の兄弟戦争で破壊されたものを再建したものです。

大きさの違う5つのアーチで出来ています。周囲の景色もとても綺麗ですね。

 

次回はトレド観光のハイライト「トレド大聖堂」の様子をたっぷりとお伝えします!

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