今回訪れるのは『グリフィス天文台』。丘の上に立つ天文台からはロサンゼルスが一望でき、その眺めからロサンゼルスでも人気の観光スポットになっています。
山側には有名な「ハリウッドサイン」も見ることが出来ます。天文台にはプラネタリウムや天体望遠鏡、天体に関する展示、カフェなどもあり、とても楽しい場所でした!
グリフィス天文台について

『グリフィス天文台』(Griffith Observatory) は、ロサンゼルスを見下ろす高台に1935年に建てられた歴史ある天文台です。
2006年には増改築が行われ、リニューアルオープンを果たしました。今では年間100万人以上が訪れるロサンゼルスでも有数の観光スポットとなっています。

グリフィス天文台はアールデコ調の白い建物で、その見た目も美しいです。
「ラ・ラ・ランド」や「トランスフォーマー」、ジム・キャリー主演の「イエスマン」など、多くの映画のロケ地としても使用されています。

グリフィス天文台の魅力は何と言っても天文台からの眺め!
ロサンゼルスを見渡せる標高346mの高台の上に建っており、そこからの景色は素晴らしいです!この日はとても良い天気で空も最高に綺麗でした。
ハリウッドサインがよく見える

山側には、あの有名な「ハリウッドサイン」(Hollywood Sign) が見えます。言わずと知れたロサンゼルスのシンボルですね。
ハリウッドサインは、高さ14m、幅110mもある巨大な看板です。街中からだと小さくしか見えませんが、ここからだと文字まではっきりと見ることができます。

ハリウッドサインは元々1923年に設置された不動産会社の広告用看板で、当時は「HOLLYWOODLAND」という13文字でした。その当時は4000個の電球が取り付けられていた光る看板だったそうです。
1932年にはイギリス人舞台女優のペグ・エントウィスルが、映画Thirteen Womenの製作が中止になったことを悲観して、ハリウッドサインの「H」の上から飛び降り自殺したというエピソードもあります。
ハリウッドサインの文字数が欧米で不吉とされる「13」であることが悲劇の要因だとされ、「LAND」の4文字が撤去されたと言われています。
現在のハリウッドサインは、1978年にオリジナルの老朽化に伴い改築されたものです。 1978年に改築される前は今よりさらに1.5mほど高いものでした。
グリフィス公園とトレッキングコース

グリフィス天文台は「グリフィス公園」という緑豊かな公園の中に建っており、周囲にはトレーリングコースもあります。コースは1マイル(約1.6km)です。

天気の良い日に自然の中を散歩するのは気持ち良さそうでね。観光客だけでなく、地元の方にも人気の公園となっています。
天文台を含むグリフィス公園のある土地は、資産家のグリフィス・J・グリフィス氏がロサンゼルス市に寄付したものです。グリフィス天文台という名前は彼の名を取ったものなんですね。

天文台の前は綺麗な広場になっています。芝生が気持ち良さそうですが、ここはロープが張られていて入れませんでした。

地面をよく見ると太陽系の惑星の起動を表した図が描かれていたりします。小さい頃から宇宙好きだった僕は、こういう天文台らしい演出にワクワクします。
グリフィス天文台のカフェ

天文台の横にある階段を降りると、「Cafe at the End of the Universe」(宇宙の端にあるカフェ) という名前のカフェがあります。
飲み物だけでなく食事もできて、自分で好きな物を取ってその分だけお支払いするスタイル。メニューもたくさんありますし、どれも美味しそうでした。

「ウルフギャング・パック」のサンドイッチもありました。ウルフギャング・パックはロサンゼルスにある有名レストラン「Spago※」のオーナーシェフおよび彼が経営する自らの名を冠したレストランの名前です。
※参考記事:『ビバリーヒルズ』のロデオドライブでショッピング
ウルフギャング・パック氏は、アカデミー賞授賞式のディナーの総責任者も勤める世界的に有名な方なんです。

天気が良ければ外のテラス席がおすすめです。ロサンゼルスの街を見下ろしながら食べるランチはここでしか味わえない経験です。

こちらには月 (monthのほう) と星座を表すオブジェがありました。こうやって所々に宇宙を感じさせるデザインが用いられているのが素敵です。
グリフィス天文台の営業時間など
■グリフィス天文台 (Griffith Observatory) | ||
営業時間 | 火曜 – 金曜 | 12時 – 22時 |
土曜 – 日曜 | 10時 – 22時 | |
閉館日 | 月曜日 | |
入場料 | 無料 (プラネタリウムは有料) | |
HP (英語) | http://griffithobservatory.org |
グリフィス天文台への行き方はこちらの記事をご覧ください↓
次回は天文台の中にある展示やプラネタリウム、天体望遠鏡と、グリフィス天文台からの夜景をご紹介します!