今回は、三重県志摩市にあるテーマパーク『志摩スペイン村』をご紹介します。
志摩スペイン村はその名の通り、スペインをテーマにしたテーマパーク。
スペインの風景を再現した街並みや、迫力のあるフラメンコショー、スペインの名物グルメなど、スペイン旅行をプチ体験できちゃいます!
スペイン村について
『志摩スペイン村』(通称:パルケエスパーニャ) は三重県志摩市にあるテーマパークです。
その名の通りスペインがテーマになっていて、スペインの街並みが再現されていたり、フラメンコショーが観れたり、スペイン料理が味わえたりと、日本にいながら本場スペインの魅力を感じることができます。
113haの広大な敷地には、テーマパークエリアの他、ホテルや温泉などが含まれています。
1994年にオープンしたスペイン村は、昨年25周年を迎えました。そんな中、再度志摩スペイン村が注目を浴びたのが「自虐PR」でした。
- お客さんが少ないからアトラクションに並ばずに乗れる
- お客さんが少ないからSNS映えする写真が取り放題
- お客さんが少ないから最前列でパレードを見れる
- お客さんが少ないからキャラクターとふれあい放題
このような「お客さんが少ないアピール」がツイッターで話題となりました。
実際のところ志摩スペイン村の年間入場者数は約120万人で、まあまあ多いような気もします。
しかし、ディズニーリゾート(約3,000万人)や、USJ(約1,500万人)と比べると確かに少なく、何より入場者が少ないことをPR材料にしたところが面白いですよね。
スペインの名所巡り
スペイン村にはスペインの様々な場所をモチーフにしたエリアがあります。例えば上の写真は、スペインの首都マドリードにある「マヨール広場」を再現した場所です。
マドリードに行ったことがある人なら、見覚えがある風景だと思います。本場スペインの「マヨール広場」については過去の記事をご参照ください↓
>>参考記事:マドリード街歩き。マヨール広場やプラド美術館、チュロスの名店など
その為、パーク全体がスペインらしい雰囲気に包まれており、まるで海外旅行に来たような気分が感じられます。
こちらの写真の建物は、マドリードの「プエルタ・デル・ソル」という広場にある旧王立郵便局の時計台にそっくりです。
その前にある像は、同じくマドリードのシベーレス広場の噴水にある像。
続いては、スペイン南部のアンダルシア地方の街並みを再現した「サンタクルス通り」。白壁と赤いレンガ屋根の建物、そして美しい石畳が続くエリアです。
スペインのセビーリャに残る「サンタクルス街」という昔ながらの雰囲気が残る地区を再現したもので、ロマンチックな雰囲気が感じられます。
こちらはスペインのバルセロナにある「グエル公園」を思わせる広場です。その名も「グエル広場」。
グエル公園はサグラダファミリアで有名な建築家アントニ・ガウディが設計した公園で、トレンカディスと呼ばれるモザイクタイルの装飾が特徴的です。
グエル公園の正面にもこのような階段があり、モザイクタイル柄のトカゲの像があります。
この波打った形の壁なんて、グエル公園そっくりです。
1階部分の柱は同じくグエル公園にある「洗濯女の回廊」という洞窟のような雰囲気の回廊をイメージして作られています。
>>参考記事:『グエル公園』ガウディが設計したユニークな公園
この他にもスペインの名所をモチーフにしたスポットがいくつかあるので、スペイン通の人はぜひ探してみてください。
SNS映えスポットも満載!
スペイン村の中にはSNS映えする写真が撮れるスポットがたくさん用意されています。
スペイン南部のアンダルシア地方を再現した街並みの「サンタクルス通り」で写真を撮れば、「ヨーロッパに旅行に行って来た」と言っても疑われないかもしれません。
スペイン村が売りにしている通り、「人が少ないので、SNS映えする写真が撮り放題」は本当でした。
他のお客さんが写真に写り込んでしまうことを気にせずに、気が済むまで撮影を楽しむことができます。
サンタクルス通り沿いの建物の中にもSNS映えスポットが満載です。
色鮮やかなヒマワリに囲まれた部屋や、トリックアートを駆使した写真が撮れる部屋など、色々なタイプの撮影スポットが用意されています。
スペイン村にはフラメンコの衣装を来て写真が撮れるフォトスタジオもあります。
スペインの風景をイメージした背景と合成して写真が取れたり、ヨーロッパ風の家具が置かれたスタジオ内で写真を撮ることができます。
プランによっては衣装を借りてパーク内を回ることができますので、スタジオ以外のSNS映えスポットでも写真が撮り放題になります。
スペイン村のアトラクション
スペイン村には子供から大人まで幅広く楽しめるアトラクションがあります。そしてほとんどのアトラクションがほぼ待ち時間ゼロ!
中でも人気なのが、吊り下げ式のコースター「ピレネー」です。スペインとフランスの国境にあるピレネー山脈のようにくねくねとしたルートを最高時速100kmで駆け抜けます。
スペイン村の人気No.1アトラクションですが、こちらも土日ですらほとんど待ち時間はありません。
子供向けのアトラクションが充実しているのもスペイン村の特徴だと思います。
小学校低学年でも乗れるコースターや、ゲーム感覚で楽しめるアトラクションが揃っているので、家族連れにもオススメです。
もちろん大人が楽しめる絶叫系や、スペインの文化に触れられる展示などもあります。
パレード&ショー
テーマパークと言えばパレード。スペイン村でもキャラクターやダンサーたちが繰り広げる賑やかなパレードが見られます。しかもまず間違いなく最前列で。
スペイン村のメインキャラクターは、スペインの有名な小説「ドン・キホーテ」の主人公「ドン・キホーテ」とその相棒「サンチョ・パンサ」がそれぞれ犬とハリネズミになったキャラクターです。
他にもダルネシア(猫)やチョッキー(ウサギ)、フリオ(カエル)など、結構たくさんいます。しかもキャラクターの声を担当しているのが、その世界では有名な声優さんばかりなので、興味のある方は調べてみてください。
パレードにはキャラクターたちの他、本場スペインのダンサーや、スペインのお祭りをモチーフにしたフロートが登場します。
ダンサーの方がみんなで踊れる振り付けを教えてくれ、観客も一緒に参加している気分になるので、見ているだけのパレードとは一味違います!
陽気な音楽を聞いていると一緒に踊りだしたくなること間違いなしです。
スペイン村では、本場スペイン人ダンサーのフラメンコを観るチャンスがあります。
フラメンコはスペイン南部のアンダルシア地方で始まったとされるスペインの伝統舞踊です。ギターの音色に合わせて情熱的な激しいステップで踊るのが特徴です。
>>参考記事:バルセロナでフラメンコが鑑賞できるタブラオ『コルドベス』
スペイン村の「カルメンホール」という専用の劇場では、毎日本格的なフラメンコショーが行われています。
スペインの人気振付師ホセ・バリオスさんが監修しており、出演者も本場スペインからやってきた実力のあるダンサーたちなので、迫力のあるショーが見られます。
また、スペインのタブラオ(フラメンコが楽しめるバー)のように、ドリンク(1杯無料)を飲んだり、お菓子を食べながらショーを鑑賞できます。追加料金を払えばお酒の注文も可能です。
※フラメンコショーは非常に人気なので、事前にカルメンホールに行って予約をしておくことをオススメします!
この他にもパーク内の広場などで行われるミュージカル風のショーや、イベントステージで行われるキャラクターたちのショーなどが行われています。
ショーやパレードの時間は入園時にチェックしておきましょう!
スペイン村のレストラン
スペイン村には本格的なスペイン料理が食べられるレストランから、ちょっとした軽食にピッタリのカフェなどがあります。
オススメはマヨール広場にあるレストラン「アルハンブラ」。
レンガやステンドグラスを使ったイスラム建築風のおしゃれな店内です(あまり知られていませんが、スペインはイスラム文化の影響を強く受けています)。
スペインと言えばパエリア!スペインで食べたパエリアも美味しかったですが、こちらもなかなかです。
他にもイベリコ豚やチョリソー、アヒージョなど様々なスペイン料理が堪能できます!
余談ですが、スペインの人はあまりパエリアを食べないというのを聞いたことがあります。外国の人が日本人は毎日お寿司を食べていると思っているのと同じですかね…。
>>参考記事:『モンジュイックの丘』の夕日とパエリアの名店『セッテポルタス』
パーク内にある売店やカフェで売っている「チュロス」。テーマパークの定番ですが、スペイン発祥だってご存知ですか?
スペインのチュロスはそれほど甘くなく、ホットチョコレートに浸けて食べるのが普通です。
マドリードの名店「チョコラテリア・サン・ヒネス」で食べたチュロスを思い出しながら食べてみました。
>>参考記事:マドリード街歩き。マヨール広場やプラド美術館、チュロスの名店など
スペイン村のホテル
2日かけてスペイン村を楽しみ尽くしたい!という人は、スペイン村にあるオフィシャルホテル「ホテル志摩スペイン村」を利用してみてはいかがでしょうか?
スペイン南部の教会をイメージしたロビー、アンダルシア地方をイメージした客室棟と中庭など、ホテルに戻ってもヨーロッパ気分を感じられます。
客室はツインルームのほか、家族みんなで泊まれるファミリールーム、スペイン村のキャラクターたちの壁紙やぬいぐるみに囲まれるキャラクタールームなどがあります。
レストランでは伊勢志摩の食材を活かした料理や、スペイン料理、フランス料理などを味わうことができます。
もちろんスペイン村へのアクセスは抜群。隣接する温泉施設「ひまわりの湯」も無料で利用できます。
「ホテル志摩スペイン村」の予約は楽天ポイントが貯まる「楽天ドラベル」がオススメです。
スペイン村の近くには「志摩地中海村」というヨーロッパのリゾート風のホテルがあり、そちらもオススメです。
スペイン村の入場料・営業時間など
■志摩スペイン村 | ||
入場料 | 1DAYパスポート | 大人:5,400円 中人:4,400円 小人:3,600円 シニア:3,600円 |
2DAYパスポート | 大人:6,800円 中人:5,400円 小人:4,600円 シニア:4,600円 |
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ムーンライトパスポート (ナイター営業日の16時 以降に入園) |
大人:3,300円 中人:2,700円 小人:2,200円 シニア:2,200円 |
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アフタヌーンパスポート (ナイター営業日以外の 14時以降に入園) |
大人:2,400円 中人:1,800円 小人:1,800円 シニア:1,800円 |
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営業時間 | 9:30〜17:00(18:00) ナイター営業日は〜20:30(21:00) ※季節や曜日によって異なります。 詳しくは公式HPでご確認ください。 |
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HP | https://www.parque-net.com/ |
※大人:18〜64才、中人:12〜17才、小人:3〜11才、シニア:65才以上
チケットは近鉄電車とセットになったお得なチケットも販売されています!公式ホームページにてご確認ください。
スペイン村への行き方
電車
電車の場合、名古屋駅で近鉄特急に乗り換えて「鵜方駅」で下車。
鵜方駅からはスペイン村への直通バスが出ていますが、周辺の観光スポットを訪れることも考えると鵜方駅前でレンタカーを借りるのが良いと思います。
鵜方駅の近くにはオリックスレンタカーとニッポンレンタカーがあります。
「楽天トラベル」なら料金を比較してレンタカーを予約できます。
車
東海や関西から車で行く場合は、東名阪道から伊勢自動車自動車道、伊勢二見鳥羽ラインを通って、鳥羽南・白木ICで降ります。そこからは国道167号線を通って約20分です。
関東方面からは東名高速から伊勢湾岸自動車道→東名阪自動車道→伊勢自動車道というルートです。
飛行機
スペイン村の近くには空港がないので、愛知県の中部国際空港(セントレア)まで飛んで、そこからレンタカーで移動するか、電車で移動します。
空港から車に乗る場合、知多半島道路→伊勢湾岸自動車道→東名阪自動車道→伊勢自動車道で鳥羽南・白木ICで降ります。スペイン村までは約2時間45分。
空港から電車の場合、名鉄の「ミュースカイ」という特急電車で名古屋駅まで約30分。そこから最寄り駅の近鉄特急で鵜方駅まで約2時間です。
※愛知県には「中部国際空港」と「県営名古屋空港 (小牧空港)」があります。県営名古屋空港から名古屋駅までは直行バスで約30分。車だと地中海村まで約2時間45分です。
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